みなさん、おはようございます。
年明けから
週2回来ている
Kおじいさんの思い出話が
何回も繰り返されます。
話のほとんどは
戦時中、徴兵された時のこと
軍隊にいたときのこと
終戦後どこにいたのか?
今までどんな仕事をしていたのか?
その話を聞いてくれていたお客様の
TおじいさんやOおじいさんも
Kおじいさんのように
認知症で
短期記憶障害があるので
同じ話を何度も聞いて、何度も同じ所で
感激して、笑って、驚いて
1時間はゆうに超えて
2時間弱話しっぱなしです。
それを聞いたみなさん
その光景を目の前にしたわたしたち
単純に
短期記憶障害で話したことを忘れてしまうから
何度も話す
と思いますか?
それとも
何か、生活上でのストレス、不安などが
溜まっているのか?
寂しいのか?
考えられるでしょうか?
Kおじいさんは
高専賃で独居生活
実家は隣町にあります。
でも、何年も前に一人暮らしの時に
倒れてしまってから
完全に一人暮らしはダメだと
家族から言われています。
Kおじいさんは不本意ながら
高専賃で一人暮らしです。
本当は帰りたい
「帰る家があるのに帰られない。こんなに情けないことはない」
そう話すことも多いです。
認知症でも
短期記憶障害があっても
人としての尊厳は持っています。
恥を知っています。
繰り返される言葉には
それだけ
「寂しい」
「不安」
「不満」
「しゃべりたい」
「人と触れ合いたい」
といった
「想い」
が込められていると
思いませんか?
それが感じられる
福祉職になりましょう。