こんにちは。
剣心、斉藤、左之助を次々になぎ倒した志々雄。
最後の砦である蒼紫が志々雄の前に立ちはだかり、剣心が覚醒する為の時間稼ぎをする中、蒼紫の口を突いて出た”志々雄と剣心の関係”、そして”アセンション”という言葉に反応する志々雄。
一体どういうことなのか?
志々雄 「オレと緋村の関係だと?それと、アセンション?何だそれ?」
蒼紫 「そうだ。」
志々雄 「お前がなぜそれを知っているんだ?」
蒼紫 「それは長い話になる。だから刀を置いて、そこに座れ。」
志々雄 「だからそんなセコイ手には乗らねえって言っただろう。」
蒼紫 「チッ。(やっぱこの手は古いか。)」
志々雄 「もういい、てめえを始末して勝利の余韻に浸ることにするぜ。」
蒼紫 「わ、分った。手短に話すからちょっと聞け。」
志々雄 「じゃあ、手短に頼むぜ。」
蒼紫 「オレは見たのだ。お前と抜刀斎の勝負の決着が着いた時に起こったことを。」
志々雄 「起こったこと?意味わかんねえな。その時点では未来のことであった今の事を見たってのか?」
蒼紫 「抜刀斎の奥義”天翔龍閃”の一撃を喰らったとき、オレは一時的に生死の境を越え、この世ではないところへ行き、それを見た。」
志々雄 「その起こったことってのは、オレの勝利をという意味だろ。それ以外考えられねえなぁ。(ニヤリ)」
蒼紫 「いや違う。お前と抜刀斎の勝負の決着をみた時にオレが見たもの、それは時空の裂け目から見えたある光景だ。そしてオレの推測が正しいとするならば、お前と抜刀斎は同一人物。」
志々雄 「やっぱ、お前その時頭打ったんだ。間違いねえよ。さあ、聞いてやったぜ。緋村復活の時間稼ぎもここまでだ。今度こそトドメを刺してやる!」
剣心 「う、うぅぅ・・・・。」
志々雄 「な、何?!緋村っ!!」
蒼紫 「先ほどお前はオレに何の為にここに来たのか聞いたな?オレはお前と抜刀斎の勝負の先にあるものを見届ける為に、ここに来た!!」
斉藤 「ムゥゥ・・・・・」
左之助 「ぐぐぐ。」
志々雄 「お前ら、揃ってお目覚めか。」
蒼紫 「立て、抜刀斎!ついにこの時が来たのだ。」
”今日の夕飯はオレのおごりだ!!”
剣心 「ウ、ウウォオオオオ~~~~~!!」