こんにちは。
皆さんの中にもご存知の方が居ると思いますが、田舎の道路には、都会の道路では見ないものがあります。
それは、私が少し苦手だったりするものでもあります。
何かというと、道路の横断歩道にある女の子の人形です。
黄色い帽子を被り、おかっぱ頭で黄色い服を着て、横断歩道の脇に立っていますよね。
そして脇には黄色い旗が挿してあります。
覗き込むと、パッチリした目に、唇が真っ赤という、特徴ある顔をしています。
夜中に横を通ってマジマジと観察すると、ちょっと怖いかもしれません。
今回の話は、この横断歩道の少女人形に関するお話です。
その日は山形の最上地方での用事が遅くまで掛かってしまい、私が朝日町への帰途に就いたのは夜の11時位だったでしょうか。
朝日町に向かう某県道にその人形があることは以前から知っていました。
そして、その付近を通ったのは日付が替わる頃だったでしょうか。
翌日は早くから用事があるので、あまり遅くなるのは避けたかったのですが、この調子ならば夜中の1時位には家に着けそうだったので、ちょっとホッとしていたところです。
すると進行方向に道路を横断する人影が見えたので、反射的に車の速度を緩め停止しました。
横断している影は動物にしては大きく、人間にしては小柄です。
近づくと、それは、黄色い帽子を被り黄色い服装をした子供に見えました。
良く見ると、ランドセルを背負っていて、黄色い旗を持って腕を上げながら横断しています。
その子が横断し終えたのを確認して、何事もなく車を発進させ暫く走行していました。
朝日町に入り、自宅までもう少しかなという所で、ふと、
この時間に登下校している子供がいる筈ないよな、「と、いうことはだ、あの横断歩道の人形だ!」と思った瞬間、背筋が冷たくなったのでした。
