こんにちは。
今回は朝日町出身である、最上一平さんの「ぬくい山のきつね」を紹介させていただきます。
これです。
この本は児童書なので私は児童に戻った気分で読みました。
でも、この話は大人が読む、特に晩年に読むと一層深みが増す本だと思います。
逆に小学校高学年の子供が読んで、意味が分かる本なのか?という感じもしました。
なぜこの話を読もうかと思ったかというと、私の家の水道水はぬくい山(暖日山)の水だからという単純な理由です。
朝日町の調査資料を読んでいる最中でもあり、童話から朝日町に切り込むという手法もいいかなというのもありましたし。
で、読んでみるといい話なのですこれが。マジで。
このような心に沁み渡る話は、歴史文献をある意味凌駕します。(比べるものか?)
私がこの本を読んで思ったことは、日常で当たり前になって事柄の価値は、失った時に分かるということでしょうか。
失ってから感謝しても遅いという事が、よく分かる話でした。まさに後悔先に立たず。
ならば、毎日感謝することが必要だなという事を改めて思い知らされました。
ラストシーンできつねが無言で見送るシーンがあります。
この意味は何なのか?
それが知りたくて、作者の最上氏に直接聞きたくなりました。
役場の方のご紹介をいただき、夜電話かけて聞きました。朝日町に現在は住んでいらっしゃらないのでです。
きつねさんが意味するものは何ですか?と聞きました。
答えはご想像にお任せします。(ズルいっすか?)
一読の価値ありだと思います。
お読みいただきありがとうございました。