先日、正倉院THE SHOW に
行ってきました。
以前から開催されていることは
知っていましたが
長年の夢でもあった
再現された蘭奢待の香りを
体験出来ると知り
これは行くしかない✨️
正倉院
詳しく知らなかったのですが
正倉院には9000もの宝物があり
毎年その一部を一般公開していて
一度出展された宝物は
最低でも10年は休ませる為
展示されないそうです。
正倉院展は奈良国立博物館で
開催されている展覧会で
正倉院THE SHOWは
別の催しなのだそう。
(知らなかった💧)
殆どが再現模造ですが
こちらは宝物を360度全体から
スキャンした3Dデジタルデータを
駆使した
宝物の細部や質感を感じられるのが
魅力のようです。
こちらは螺鈿箱✨️
水晶なども使われています。
見る角度によってキラキラ✨️
細かい細工が美しい
752年の東大寺大仏開眼会で
使用された「天平宝物筆」
65センチもの長さがあります。
こういう感じなのですね〜💦😳
大きさにびっくり❗
こちらの蘭奢待
重さは11.6キロ
長さは156センチもある
日本最大の香木なのだそう。
蘭奢待とは雅称で
正式名称は黄熟香
雅称の蘭奢待の文字に
それぞれ東大寺と読める漢字が
入っているという話を聞いて
びっくり❗
何か奥深さを感じます。
蘭奢待は東南アジアの
ジンチョウゲ科の木の樹脂が
沈着して出来た香木だそうで
樹木が傷ついたり
細菌に侵されて
修復の為に樹脂を出し
それが固まって何百年もかけて
熟成されて
初めて独特な香りを出す
香木となるそう。
蘭奢待は香木の最高峰とされているそうで
織田信長や歴史上の権力者が
その香りを熱望し
当時の天皇の許可を得て
一部を切り取ったそうです。
本物は今も微かに香るようですが
少しずつその香りは
失われつつあるそうで
とても貴重な機会でした。
正倉院の蘭奢待には
38箇所の切り取り痕があり
同じ箇所を2度切っている痕を
加えると
50回以上切られているとか…。
そしていよいよ待望の蘭奢待体験
再現された蘭奢待の香りを
体験出来るコーナーがあります。
香道では香りを聞くと表現しますが
私も香りを聞いてみました
変な表現ですが
想像していた通りの香りでした。
沈香にシナモンとハチミツを足したような
初めて聞いた香りなのだけど
どこか知っているような
懐かしい香りに感じました。
時々沈香などのお香を焚いているから
かも知れませんが
とても癒やされる香りでした✨️
蘭奢待は甘、辛、酸、苦、塩味の
五味全てを含んだ香りだそうなので
人によってその中のどれかを
感じ取りやすいのかも
知れません。
お土産の蘭奢待香り付きカードは
再販も完売になっていましたが
蘭奢待の香りをしっかり体の隅々まで
届けてきました
高校生くらいの時に
蘭奢待の存在を知り
どんな香りなんだろうと思いつつも
まず体験出来ることは
ないだろうと思っていたので
今回とても貴重な体験が出来たのは
私にとっては夢のようです
残念なことに明日が最終日
ご興味ありましたら
是非体験してみてください。
今日もありがとうございます🌟





