花火の終わり | 幸せって何だろう?☆苦しみが自分を育ててくれた☆

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こんにちはハガネ(♂)です。

このブログでは、主に、自分の過去の話をしようと思っています。

どうか、よろしくお願いします。

花火大会のあった町、、、というか、花火を見れる町は、

人でごった返していた。


なんとか、歩けるというレベルだった。


途中、何度もエリナの手を握ろうと思ったけど、

どうしても、距離を縮めることが出来なくて、

あと一歩の距離を縮める勇気が無かった。


ああ、なんてヘタレだorz


なんとか、混雑がマシなレベルの場所に落ち着いたけど

花火なんてまともに見れないorz


ビルが立ち並ぶ町だから、ビルそのものに邪魔されてしまうのだ。

見晴らしの良い場所は、既に人が一杯。


ビルの窓にかろうじて花火が写る程度。


ドーン!!パラパラ。。。。。。


という音が何度も響く。


花火の音が鳴ると、体の中が揺すられるような感覚になって、体が熱くなった。

もっと、、ちゃんと見たいな。でも、、見れない。

こんなに近くなのにね。


窓に写った花火と、音だけしか聞こえない。


近くなのに、良く見えない。

なんだか切ないな。


そして、あっと言う間に、花火は終わってしまった。


あんなに沢山人が居たのに、帰る時は、あっさり帰ってしまう人ばかりで、

いつの間にか、周りの人は居なくなって静かな町に戻っていった。


俺たちも、人ごみの流れに沿って、歩いていた。

エリナの手を握りたい。手を繋ぎたい。

これが、今回のラストチャンス。。

どうする?握る?握りにいくか?

と思って、エリナを見たら、


彼女は仲田さんの隣に移動して話かけたので、もう無理だった。

チャンスは今までに何度もあったのにな。。


花火、終わっちゃった。俺の目標も終わった。

あとは、俺たちも電車の混雑がピークを越えたら帰ろうという話になって、

しばらく話し込んで待っていた。


すると、急に、エリナの携帯電話が鳴った。


<続く>