病院の朝は早い。
今日はひんやりした空気です。
昨日、通常診療が終わってから家族と主治医の話し合いました。
前の日の時点での主治医の話では、今の私はもうきつい抗がん剤治療は難しいとわかりました。
四年少し前、癌がわかった時からQOLを優先に過ごしてきました。結果、後半抗がん剤の副作用でで苦しんだけれども後悔はしていません。
今の私、肝臓への転移。呼吸苦は今は転移ではない。しかし今後一番懸念されるのは呼吸が苦しくなる事…肝臓は今はそれほど悪さをしていない、黄疸が出たり肝不全になると予後は早いが今はそこまでは大丈夫でしょう…
そして、今後どうしましょうか…
前の日の時点で私と夫の気持ちは在宅でと決まっていた。主治医も治療の選択肢が全くない訳ではない、でも今の私の状態今までの生活の基準を考えると、副作用で苦しむかもしれない抗がん剤をやるのは…(もちろん、効果が上がる事もあるかもしれないが)
最期をどう過ごしたいか…
「在宅で過ごします」
と伝えました。
在宅医療では、痛みの緩和はできます。
呼吸も酸素ボンベを用意してた方が出かけるにしても家にいるにしても安心にはなります。
今の呼吸状態がすぐに劇的悪化するとはないので、旅行とか行きたい所があったら早いうちに計画して行きましょう。
気になってた、私の期限…
やはり、こういうのってよく聞かれるけどはっきりは分からないんだよ、肝不全あれば1ヶ月。在宅医療入ると3ヶ月とは言われてます。
うんうん、よくネットで見る数字。
在宅なるという事は、数年お世話になった主治医との治療もここで終わる。それは少し寂しい。
私の変なワガママも聞いてくれて、私の気持ちにでき限り沿って治療をしてくださった先生。
寂しい。
とりあえず、明日退院の予定です。
これからの事、まだ帰ってからゆっくり考えたい。でもゆっくり考える時間もないのかな。
お母さんにどんな顔して会えばいいのかな。