6月27日、宮城県石巻市での講演会のご感想。 | 漫画家 棚園正一

漫画家 棚園正一

漫画家 棚園正一のブログです。
主に活動のお知らせをしております。

https://blog.with2.net/link/?id=2104602

6月27日に宮城県石巻市で開催した講演会のご感想をご紹介いたします。

(ご報告が大変遅くなってしまい申し訳ございません🙇‍♀️)

 

会場は「まるほんマキアートテラス」。

当日は、宮城県内の養護教諭の先生方300名もの皆さまにご参加いただきました。

 

ご参加くださったほとんどの先生方が感想を寄せてくださり、300名近くの言葉が集まりました。

 

ここでは一部を抜粋してご紹介させていただきますが、どのご感想も長文で、熱意と温かさのこもったものでした。

 


(ご感想の一部抜粋)


⚫︎日々の業務の中で、不登校生徒や教室へ行きたがらない生徒の対応に迷うことも多くあります。棚園先生の経験談から、「今の自分を認めてくれる人の存在」が大切であり、それは表面的に認めるのではなく、「一緒に楽しんで興味を持ってくれる存在」であるという言葉に、ハッとさせられました。自分自身、相手を認めることを意識して接していても、それは本心からのものかと言われればそうではない時もあったと思いました。その生徒を本当の意味で認めることができる人と繋ぐことも養護教諭としてできるのでは・・・と思いました。また、普通に接すること、色眼鏡で見ないとこ、それも念頭において対応をしていきたいと思います。


⚫︎以前より、保健室に棚園先生の本を置かせていただいており、今回講演に来ていただくというお話をお聞きし、とても楽しみにしていました。

私たちがどんなに不登校傾向の子供の気持ちに寄り添おうと思っても、限界を感じることがあります。個人的には、学校がすべてではないと思っています。その子にあった道を選んでほしいと思っています。ただ、それを保護者や勉強を教えている担任に理解してもらう難しさを日々感じています。また、学校にせっかく登校しても、学校はルールがあり、何かしら学習を求めてしまう。求めざるをえない状況もあったりし、本当は「学校が嫌なら無理をして登校しなくてもいいよ」言ってあげたい、でも教員としてそれを伝えていいものか、保護者が学校に行かせたいと思っているのに、そんなことを言っていいのか、など日々難しさを感じています。棚園先生の実体験をもとにしたお話は、そんな私にとって、不登校傾向の子供たちと接する上での大きなヒントとなり、とても貴重な時間になりました。貴重なお話をしてくださった棚園先生と、このような機会を設定してくださった役員の皆様に感謝いたします。


⚫︎初めて不登校だった本人によるお話を聞きました。不登校のきっかけは凄まじいものでしたが、そこから長い月日をかけて、自分と向き合い続けた棚園氏の人生を知ることができ、大変有意義な時間でした。大変な時期を乗り越えられたからこそ、あのように自分の過去を話せるんだなと思いました。私が心に残った言葉は、「学校に行かない理由は必ずある。言葉にできないだけ。」「行きたくないと言った時には、それは始まりではなく、限界。」の二つです。現在の勤務校にも、不登校の生徒がいるので、こういった視点もあるということを先生方に伝えたいなと思いました。職員会議の中で、お話してみます。ありがとうございました。


⚫︎「みんな同じ正解なんてない」という言葉が印象に残りました。子どもが生きている世界が狭いと子どもたちの中にある

「普通」「正解」の数がどんどん少なくなってしまうのではないかなと思いました。たくさんのものに触れてる環境が必要

だと感じました。子どもたちがよりたくさんの選択肢を作れるような関わりをしていきたいです。


⚫︎不登校を経験した先生からの、貴重な話で大変参考になりました。私たち教職員は、学校に来ないことで勉強の遅れや、貴重な経験が出来ない事で子どもが困るのではないかと心配します。しかし、先生の『勉強は取り戻せるし、不登校だからこそ出来た経験や、出会えた人もいた』と言う言葉に、目指すべきゴールについて考えさせられました。


⚫︎人との出会いで道が開かれるという言葉が印象的でした。棚園さん、学校に行きたくないと言えたこと、それを見守ってくれた家族がいたこと、本当に良かったです。今、不登校の状態の子たちに聞かせたいです。ひとまず、さりげなく保健室に棚園さんの漫画本を置きたいと思います。貴重なお話ありがとうございました。


⚫︎うまくいっている時も、調子の悪い時も、その時々の本人を丸ごと認めてくれる人がそばにいることの大切さが、とてもよく伝わりました。

本人の興味関心に心から共感して共に楽しみ前進すれば、目指すべき方向性は見えてくるようなイメージができました。

ありがとうございました。


⚫︎生徒や保護者の方にも聞いてもらいたいなと思うような講演でした。「不登校の子という括りを外して接してほしい」

「認めてあげてほしい」など、心に残るお言葉ばかりでした。ありがとうございました。


 

 

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

いただいたご意見・ご感想を、今後の活動の糧として大切にしてまいります。

 

 

 

●不登校関係のイベントの出演・講演会のご依頼をお待ちしております。

 

 

あくまで自分の経験談はひとつの例ですが、皆さんが大切に想う方々の気持ちを知るキッカケになれたら嬉しいです。

ご希望ありましたら、ご連絡をお待ちしております。

(費用はご相談に応じさせて頂きますので、お気軽にメールにてお問い合わせください。)

ご連絡はHPのメールフォーム、または下記のアドレスまで↓

 

棚園正一HP http://tanazono-shoichi.com

 

maill  dorimuanndosumire@yahoo.co.jp

 

 

⚫︎棚園の著作