不登校時に憧れた完璧な人間とは? | 漫画家 棚園正一

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年末年始はSNS用の漫画を更新する余裕がないので、マンガ「学校へ行けないあの頃のボクへ」の別バージョンとして、不登校に関する講演会にてこれまで寄せられた質問を不定期でご紹介したいと思います🙂

 

(質問内容は、個人が特定されないように少し改変しています)

 

 

不登校に関する講演会で頂いた質問①

 

 

講演会の参加者さま

Q.「カンペキな人間になるまで、外の世界には出られない」そう思ったのは何故だと、今思いますか?

 

 

 

棚園

A.当時思っていたことは「完璧な"普通の"人間になるまで、外の世界には出られない」ということでした。

普通に勉強ができて、普通に運動ができて、普通にクラスで人気があって...今考えると、そんなの全然普通じゃないじゃん!って感じですけど。

学校へ行けず、コンプレックスが膨れ上がり、自分でも気づかないうちに、どんどん理想は高くなっていきました。

そして、そんな"普通"にならなければ、外の世界では生きられないと思っていました。

 

 

『学校へ行けない僕と9人の先生』 /著・棚園正一/双葉社