「マンガで読む 学校に行きたくない君へ」について。 | 漫画家 棚園正一

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今月8月10日に棚園の新しい本「マンガで読む 学校に行きたくない君へ」が発売されました。

 

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発売日にもブログを更新したのですが、もっと違う言い方がないかなぁ?と思って、今回書き直しています😅

 

この本で1番伝えたいことってなんだろう?ってじっくり考えて、結局、この漫画を描き始めた時に心がけてたことを書いてみようと思いました。

 

それは、"学校へ行けなかった当時の自分へ向けて描こう"ということです。

 

本の中のコラムでも書いているのですが、僕が学校へ行けなかった小・中学生の当時、「学校に行きたくない君へ」みたいな本があっても、正直、きっと手に取るのを躊躇ったと思います。

 

"学校へ行けない・・・"

 

そんな自分の状況が露わにされるようで、”学校”とか、”登校”とか、”クラスメイト”とか、学校に関わるキーワードに触れることすら嫌な時期がありました。

 

ただ、そうやって拒絶しつつも、自分以外の人たちは、一体どんな感じなんだろう?と知りたい気持ちも心の奥底でありました。

 

あの当時、こんな本があったら・・・そんな願いを込めて描いたのが今回の「マンガで読む 学校に行きたくない君へ」です。

 

講演会でも、いつもお話ししているのですが、本人にとっても家族にとっても辛い時期がずっと続くわけじゃないと思います。

 

いつか、少しでも心が落ち着いた時に、ふと何気なくこの本が目に入って、パラパラと読んでくれた時"あぁ、自分だけじゃないんだ"と安心できて、自分の未来も広がってるんだ!と、感じて、なんだか嬉しくなって、自転車で街をグルグル走り回るような。

 

学校に行けなかった頃の自分や、今現在苦しんでいる子どもたちの、そんな光景を思い浮かべながら描いていました。

 

 

加えて、エピソードの中には著名人だけではなく、一般のお母さんやお父さん、保健室の先生など、様々な人がいます。

 

”もしかして、あの時のお母さんも、お父さんも、学校の先生もこんな気持ちだったのかな?”

 

なんて、思うキッカケになってもらえたら嬉しいです。

 

前に書いて削除してしまったブログに”この本にノウハウはありません”と書きました。

 

でも、こうして漫画で描かせてもらった16名の体験談の中で、きっと皆さんそれぞれに当てはまる、この先のヒントがあるはずです。

 

今回、セリフすべてにふりがなが振られています。

多くの子どもさんたちにも読んでもらえたら嬉しいです!

 

 

学校では学校でしかできない沢山の経験があります。

ただ、学校へ行ってなくても、行っていないからこそできる数々の素晴らしい経験があります。

 

そんな無限大に広がる未来を沢山の人たちが思い浮かべられますように。

 

棚園正一

 

 

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●そして今月8月21日㈰にはこんなイベントも開催されます。

 

不登校の親のオンラインサロン「不登校の親の先にあるもの」さんが新刊イベントを開催して下さることになりました。

今回、「学校に行きたくない君へ」で取材した皆さんの印象。

それぞれの不登校への向き合い方。

真面目な事だけではく、楽しくお話しできる時間になればと思っています。

去年「不登校の親の先にあるもの」さん主催で開催した、棚園の講演会動画も参加特典でご覧になれるそうです。

 

 

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沢山の皆さまのご参加をお待ちしております!