心理士の柴木です![]()
ついこの間まで暑さが続いていたのに…急激に寒くなりましたね![]()
季節の移り変わりに、体も気持ちも追いついていない感じがします…。
みなさま、体調の変化に十分気をつけてお過ごしくださいね![]()
かなり前の記事で、「乳児期早期から子どもが求める関係性」について書いてありますが…
今回も子どもがお母さんと一体だった関係性から、どのように進んでいくかについて、ご紹介したいと思います。
子どもがお母さんと自分は別の個体だということを理解していくために踏む過程を示したマーラーの分離個体化過程については、上記の記事でも書かれていましたが、おさらいもできたらと思うので、再度ご紹介します。
分離個体化は、以下の段階を経ていくと考えられています。
(1)正常な自閉段階(生後1ヵ月頃まで)
生まれたばかりの赤ちゃんは、自己の外界と内界の区別もついていません。
不快な状態(緊張や空腹)になっても、それが自分の内側から起きているということも理解できず、泣いて訴え、お母さんに守られお世話されることを繰り返し体験し、安心感を獲得していきます。
(2)共生段階(1~6ヵ月頃)
お世話されることを繰り返すうちに漠然とはありますが、不快は自分の内側から生じ、その解放は自分の外側からやってくるということがわかり始めます。
しかし、まだ自分とお母さんの区別はついておらず、お母さんは自分の思い通りに動く、手足の延長のように感じています。お母さんと自分は、共通した一つの境界を持つ存在です。
赤ちゃんは、安心感や満足感を得るためにお母さんと交流し始め、その中で赤ちゃんが満たされていくことが「期待して待つ力」を育てていきます。
(3)分化期(6~10ヵ月頃)
運動発達が進み、おすわりやはいはいをして、自分が興味を持ったものへ自分から接近していくことが可能になります。
(4)練習期(10ヵ月~1歳4ヵ月頃)
お母さんから離れて外界への探索を始め、“〇〇は、こういうもの”“〇〇したら、こうなる”など認識の発達も進んでいきます。
疲れたり嫌な気持ちになった時にはお母さんのもとに戻って慰めてもらうことで、また心が元気になって探索に戻ります。
この時、赤ちゃんが自分でお母さんとの距離を調節する体験が大切と言われています。
(5)最接近期(1歳4ヵ月~2歳1ヵ月頃)
お母さんから離れて、一人でどんどん遠くまで行けるようになりますが、一方でお母さんと離れることへの不安も感じ始めます。
ぴったりくっついていたお母さんが恋しくなって、再びお母さんにくっつくようになります。
なんでも自分でやりたい、でもお母さんに自分の思い通りに動いてほしいという矛盾した欲求を持ち、葛藤していきます。この葛藤がとても大切な体験です。
(6)分離個体化期(2歳1ヵ月~3歳頃)
お母さんが自分の思い通りには動かないことを知る中で、お母さんは自分とは別の個体なんだということに気づき、受け入れていきます。
また、お母さんが目の前にいなくても、自分に満足を与えてくれる親イメージを心に置きながら、安心して、自信を持ってさらに自己を育てていくことができます。
およそ3歳頃までにこれらの段階を通過していくと考えられていますが、自閉症のお子さんなど、発達に課題がある場合は、お母さんとの情緒的な交流が難しかったりすることで、次の段階に進んでいくことが難しくなってしまいます。
また、セラピーに通うお子さんの中には、お母さんと離れることが難しい子もいます。
セラピーでは、お子さんとの一体的な関係性でありながらも、その子がその子自身でいられる関係性を大切にしながら、自分と他者を分けていくことにも取り組んでいきます。
お母さんと離れることに強い不安があるお子さんの場合は、お母さんに協力してもらいながら、その子が少しずつ“お母さんと離れても大丈夫”という感覚を持てるようにその子の不安な気持ちを受けとめ、一人でセラピー室に入れるように促していっています![]()
今回の話は、「精神分析入門(牛島・放送大学教育振興会)」「遊戯療法と子どもの「こころの世界」(安島・金子書房)」を参考にしています。
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