日本とLAの空港でほめられた話 | Coyote Happy! My Life in Arizona

Coyote Happy! My Life in Arizona

2011年3月からSan Diego、2012年7月からArizonaで生活をしています。

私のひとりごとに耳を(目を)傾けていただけたら嬉しく思います。

私のことなんてどうでもいい方にもご報告。
日本からアメリカに戻ってます!
無事で元気!

先週の木曜に到着してたんですが
時差ボケとか疲れが半端なく
仕事は今週火曜からしてたんだけど
金曜までの4日間が異常に長かった。

日本に滞在していた時のことや
帰ってからのこともいっぱい
記事にしたいんだけど
いつどれぐらいの頻度でアップ
できるやら。

とりあえず、この話を。

アリゾナの友人2人のための買い物で、

枝豆とししとうと赤しその種を購

入。

本当は青紫蘇がご所望だったんだけど、

その時どうしても見つからなくて。


購入後に、ハタと気が付いた。
この種たちをそのまま持ち帰れるのだろうか。

私、『国際空港24時』的な番組好きで
よく見てたんだけど、そういえば
農産物も取り締まりの対象だった!

私がアメリカのネトフリでも見てたのは、これ。Border Security

でね、取り締まりも種の種類によるだろうと日米の検疫のサイトで
調べたけど細かい種別については
出てこなかったの。

で、すごい偶然なんだけど…!

その話を姉としていた日に、
義兄のいとこ夫妻が義兄を訪ねて来たの。
ご主人の方は引退するまでは検疫所勤務
だったそうで、植物は専門でないものの
どうしたらいいか教えてくれた。

帰りは羽田空港からだと言ったら
輸出検疫のカウンターがあるので
出発日に早めに行って検査してもらって
証明書を出してもらえばいいって。

おお、それなら簡単。

CovidのPCR検査を日本出国の一日前に
受けないといけないせいもあって
羽田空港内のロイヤルパークホテルに泊まるから
11時のチェックアウト後以降、夕方の出発まで
かなり時間に余裕あるもんね。

で、輸出検疫カウンターに行ったら。
カウンター、利用休止という貼り紙…。驚き

確かに…このCovidの状況下で
やってると思ってた私も甘かった。

でもご用があったらここに電話してという
直通電話があったので、連絡してみた。

種が輸出できるかどうか調べて折り返し電話を
私のアメリカの携帯にくれて、
空港の外に施設があるからそこに来てほしいって。
これから伺います、と言って、てくてく。
空港は端から端まで結構広かったけど
実際施設は本当に空港の隣だった。

私の帰りの便はコードシェアで
JALが運航だったの。チェックイン
すごく早くさせてくれたので
スーツケースはなかったけど
仕事のラップトップとか入った
バックパック背負ってたから結構重かったけど。

警備のところで受付して、
エレベーターで上階の事務所へ。
今の時期、状況ですから

ビル内は閑散。



植物防疫のオフィスも、
広ーーーいフロアには
電話に出てくれた人と、検査してくれる人

計2人しかいなかったような印象があるほど…


閑散。

検査してくれた人が話好きの方で、
検査終わった後も待っている私のそばを
離れずずっとおしゃべりしてくれてました。
たぶん、あまりにも暇で話し相手が
欲しかった風。

娘さんが米国に留学してた話とか、
アリゾナの野球チームD-backsの話とか。

日本の農林水産省のお役所で
しかも見ず知らずの方と
こんなに長く世間話をすることに
なるとは…。誰に想像し得たでしょうか。
いや、人生って面白いですね。爆笑

空港で電話した時は手続きに一時間かかると
言われたんだけど、姉の家であらかじめ
「植物等輸出検査申請書」をダウンロードして
詳細を記入済だったので

おしゃべりをする検査のおじさんをよそに
植物検疫証明書を作成してくれていた係の方から
「おかげで手続きが早く済みました!」と
ほめて頂きました。飛び出すハート

本当に暇そうだったお2人、証明書を頂いて
帰路についた私を後ろから見送り、
「あ、違いますよ、あっちです。」と
早速迷った私に正しい進路も教えてくれました。

と、ここまで読み進めてくれてありがとう。ニコニコ くだらない話、まだ続く。

で、早送りしてアメリカ到着。
フェニックスに向かう前の経由地は
LAXです。

空港について入国審査後に荷物を
受け取って歩いていくと
途中に立ってた係のおじさんが
食べ物とか持ち込み禁止のものある?って
聞いてくれた。

税関に申告する用紙とか機内で
配られなかったし(そういうものだったか
記憶もあいまいだけど)
これはどうすればいいんだろうって
思ってたから「あ、種があります!」って
言ったら「正直に言ってくれてありがとう、
こっちへ」って言ってCBP(税関国境保護局)の
検査の人たちがいる所に誘導されて。

でもそこについたら「種を持ってます」とか
「許可証があります」とか言っても全然
聞いてくれなくて、とにかく「スーツケースを
ここに置いて!」といきなり罪人扱いで怖い感じに。驚き

申告したい品物はバックパックに入ってる、って
言ったら勝手に荷物開けて取り出し始めて、他のものは
横にうっちゃったから入れようとしたら
「触らないで!」って怒られちゃうしね。無気力

で、種の袋を見つけたらやっと話を聞く気に
なったらしい。「許可証明書をもらってきたから」と
言ってバックパックから出させてくれて、
渡したの。

薄緑色に輝く(笑)立派な証明書でした。
高価そうな紙に印刷してあったし。

係の人、そこから2人で調べ始めて
しばらくしたら満面の笑顔で戻って来た。

「正規の手続きを踏んで来てくれて
ありがとう。書類も完璧だった!」と。

もちろん、日本の農林水産省ですから。

でも、これでやっと安心できました。

そうだ。残念ながら、ししとうは日本での検査に
一日かかってしまうということで
持ち帰れず。だから植物防疫所で「こちらで処分して
ください」と係の人にお渡ししたけど…。ネガティブ

あの2人のうちどちらかが検疫所の裏庭にでも
植えて収穫して食べてくれたら種も本望だな…と

訳の分からない密かな夢を抱いた私です。

さて、最後に全然関係ないけど
最後の夜、ホテルに遊びに来てくれた
友達がお土産に持って来てくれた
よねむらの素敵なクッキーたち。

すでに食した後に撮影してすまん。↓

日本ならではの素材が沢山。
全て美味しかったけど、
私は特にチーズ胡椒、黒糖きなこ、
七味と抹茶が好きかな。

ちびはやっぱりヘーゼルナッツチョコだそうです。でも、他のもお気に召したようでちょこちょこ減っている。爆笑

友よ、ありがとう!また別の記事に
その時の話とおいしかったお弁当の
写真もアップさせてね。

ではみなさま良い週末を。