うちの主人ちびに先日「今日、何か食べたいものある?」って聞いたら、
"Chili Mac..."と。
チリ・マック?
私、アメリカ生活7年目で初めて聞いた料理の名前でした。
でも名前から内容が簡単に想像できたので、「つまりチリがかかったマカロニのこと?」と
聞いたら、「違う、ソースはチリじゃなくてもいい、でもミートソース。」
混乱してきたので検索したらやっぱり私の想像通りだったじゃん。
以前ご紹介したアメリカの素うどん的マック&チーズ(→★)と同じように
家庭料理の定番の一つみたいです。
どうも、バリエーションも沢山あるみたい。マック&チーズの上にチリをかけたりとか。
オーブンで焼いたりとか。
検索したら手の込んだレシピもあったけど、きっとちびが求めているものはそうではないと
思ったので私は、節約術ブログで紹介していたお鍋1つでできるというワンポット・レシピを
少しアレンジして作ってみました。
ちょう簡単。
🌸 Chili Mac 🌸
材料(4人分):
●ドライマカロニ(エルボ) ― 若干少な目の2カップ半 (アメリカの1カップは約240ml)
●牛ひき肉(赤身率93%) ― 1ポンド (約454g)
●玉ねぎ ― 小1個 (みじん切り)
●にんにく ― 2片 (みじん切り)
●小麦粉 ― 大さじ2
●ビーフブイヨンスープ ― 2カップ (キューブや顆粒を溶かしたものでOK)
●トマトソース ― 15オンス缶x1(425g)
●チリパウダー ― 大さじ2
●ドライオレガノ ― 小さじ1/2
●パプリカパウダー ― 小さじ1/2
●ウスターソース ― 小さじ1
●チェダーチーズ ― 適宜 (おろしたもの)
トマトソースはこんな感じね!(ただのトマトの水煮缶でもいいと思うけど)
作り方:
1.大き目鍋を中火にかけ、挽肉を炒める。(ステンレス製とか鉄ならオイル大さじ1ぐらい)
2.挽肉の色が茶色になってきたら玉ねぎとにんにくを加えて玉ねぎが透き通るまで炒める。
3.そこに小麦粉を入れ焦げないようにかき混ぜながら中火のまま1分強さらに炒める。
4.チリパウダー、オレガノ、パプリカとトマトソース、スープ、ウスターソースを全て投入、
かき混ぜつつ煮立ってきたら弱火にして時折混ぜながら約20分煮こむ。
5.何とそこにマカロニも投入。そこに蓋を!私はバリラの7-8分でできるパスタを入れ、
ずっと弱火のまま約15分。(時折混ぜてね)
*よりアメリカ人の口に合うようにするには恐らく約17-8分、煮倒した方がいいかも。
マカロニが柔らかくなったらできあがり。
チーズは鍋の中に入れて混ぜてもいいし(よりアメリカ風)、食前に上からかけても。
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できあがりは見た目も、恐らくご想像通り。
出来立てはおいしいです。これは、温めなおし後の写真なので何か冴えなくてすみません。
私はミートソースはボロネーゼが好き。肉肉しくてトマトの主張が控えめなやつね。
パスタもマカロニじゃなくて細めのスパゲティが好き。
ただ、ですね。これ、アメリカ人男子にはおふくろの味として人気らしいです。
温めるだけでいい、すでにできている缶もあるみたいなので本当に浸透している味みたい。
ちびは、「貧乏人の家庭料理」と言っていましたのでお金持ちはどうか知りません。
ちびは母親がずっと働いていたしお料理もほとんどしない人だったらしいので、おそらく
缶の味がおふくろの味…。涙。
うちも母はずっと働いていましたが、どんなに忙しくても手抜きをしない人でした。
バターロールも自家発酵でよく焼いてくれてたし。新しい料理も開発してたし。
料理が缶やインスタントなんてことは一度もなかった。ま、もしかしたら彼女の場合は
料理をすることが息抜きだったのかもしれないけど。
私だったら、ちび母に限りなく近かったことでしょう。時間があっても料理しないこと多いし。
外食好きだし。ジャンクも好きだし。
それを思うとわが母には感謝の念しか湧いてきません。子供のころは私は好き嫌いだらけで
泣いて駄々をこねたり、食べずに困らせてごめんね。
もうヨーダと言い切ってもいい、化石のように年老いた母ですが、
今年もがんばって生きていてほしい。
(ともに暮らす姉のレポートでは100歳まで軽くいくのでは、とのことですが…。)