JICAボランティアの任地や住居の状況は、隊員によって様々。
水の事情も、それぞれ違う。
水道水の人もいれば、井戸水の人もいる。
キレイな水道水もあれば、汚い水道水もある。
飲料水の作り方は、ろ過→煮沸消毒が一般的。
まず、水道水にサビなどの不純物が混入している場合、ろ過装置を使用する。
私の場合、水道水がキレイなので、ろ過装置は使っていない。
次に、煮沸消毒を行う。
煮沸時間の諸説は色々あるが、5分以上という説が一般的な気がする。
(標高によって違うみたいだが)
煮沸消毒には目に見えない菌を死滅させる効果もあるが、石灰(?)を取り除く効果もある。
たまに、ヤカンの中に小さい白い塊が浮いているのが見える。多分、これがそう。
隊員の中には、
「電気ケトルで1分くらいしか沸かしてないのに、伝熱コイルが真っ白になる」
という人もいる。
サビが混ざる、蛇口をひねると白い水が出てくる……など、
地域によって水質は大きく違うので、自分の環境に合った方法をとるのが大事。
なお、うちの水道水の水源は、ナミテテ川(らしい)。
川の途中には、ダムがある。
ダムは、ちょっとした癒しスポット。
ナミテテには何もないが、任地に来た人もこの景色だけは褒めてくれる。
ダムのコンクリート部分は、地元民が橋やウォーター・スライダーとして使っている。
子どもの中には、この坂を立ったまま滑り降りているツワモノもいる。
足の裏、痛くないのかな?
ちなみに、写真中央に映っている子どもは、あるモノを浮き輪代わりにして遊んでいた。
あるものとは……?
ゴム手袋。
考えたな、子どもたちよ!