マラウイの水事情 | SHEEP03の奮闘キロク

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青年海外協力隊 ★ アフリカ ★ マラウイ
2010年~2012年に、マラウイで青年海外協力隊(PCインストラクター)として活動していました。

JICAボランティアの任地や住居の状況は、隊員によって様々。

水の事情も、それぞれ違う。


水道水の人もいれば、井戸水の人もいる。

キレイな水道水もあれば、汚い水道水もある。



飲料水の作り方は、ろ過→煮沸消毒が一般的。


まず、水道水にサビなどの不純物が混入している場合、ろ過装置を使用する。

私の場合、水道水がキレイなので、ろ過装置は使っていない。


次に、煮沸消毒を行う。

煮沸時間の諸説は色々あるが、5分以上という説が一般的な気がする。

(標高によって違うみたいだが)


煮沸消毒には目に見えない菌を死滅させる効果もあるが、石灰(?)を取り除く効果もある。

たまに、ヤカンの中に小さい白い塊が浮いているのが見える。多分、これがそう。


隊員の中には、

「電気ケトルで1分くらいしか沸かしてないのに、伝熱コイルが真っ白になる」

という人もいる。


サビが混ざる、蛇口をひねると白い水が出てくる……など、

地域によって水質は大きく違うので、自分の環境に合った方法をとるのが大事。



なお、うちの水道水の水源は、ナミテテ川(らしい)。

川の途中には、ダムがある。


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ダムは、ちょっとした癒しスポット。

ナミテテには何もないが、任地に来た人もこの景色だけは褒めてくれる。


ダムのコンクリート部分は、地元民が橋やウォーター・スライダーとして使っている。


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子どもの中には、この坂を立ったまま滑り降りているツワモノもいる。

足の裏、痛くないのかな?


ちなみに、写真中央に映っている子どもは、あるモノを浮き輪代わりにして遊んでいた。


あるものとは……?


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ゴム手袋。

考えたな、子どもたちよ!