マラウイ御馳走帖 | SHEEP03の奮闘キロク

SHEEP03の奮闘キロク

青年海外協力隊 ★ アフリカ ★ マラウイ
2010年~2012年に、マラウイで青年海外協力隊(PCインストラクター)として活動していました。

マラウイではすっかり雨季が明け、洗濯物が乾かなくて困るーということがなくなった。
しかし、これから寒い時期に入るので(すでに夜はフリースを着始めている…)、寒いのが苦手な私とっては悩ましいところ。

今の時期、マラウイでは主食のシマの原料となるメイズ(とうもろこし)の収穫を終え始めている。

シマを食べる子ども。

カッチャンの奮闘キロク-shima3

収穫した後のメイズの粒を、手作業で取る様子。

カッチャンの奮闘キロク-shima2

カッチャンの奮闘キロク-shima1

収穫済みのメイズの残がい。

カッチャンの奮闘キロク-meizu

ここは日本から遠く離れたアフリカなので、当然、食生活も日本とは違う。

マラウイ人は、ネズミを食べる。
ただし、家にいるネズミではなく、野ネズミらしい。

マラウイに来る前は、
「マラウイに行ったら絶対にネズミを食べてみよう!」
と思っていたけど、やっぱり、本物を目にすると無理だった。

私の任地周辺でネズミを売っているとこは見かけたことがないが、遠出した際に、売っているところを見た。
ミニバスに乗っていると、道沿いに棒を持って立っているマラウイ人がいる。
2本の棒の間に、カピカピになったネズミが5匹ほど挟まれているのである。

以前同僚に聞いた話によると、内臓のどこか(英語がわからなかったから不明)を取り出し、ボイリングした後に乾かして売るらしい。
で、買った人は、それを調理して食べるんだとか。

写真がないのが残念だけど(あっても気持ち悪いんだけど)、売られているネズミはほぼ原形を留めたままである。
ミニバスの乗客が買っていたので間近で見たが、まんまネズミである。
気持ち悪い…と思いつつ、ちょっとかわいいと思った自分がいた。


そして、12月頃には、グンビという羽のはえた小さい虫が大量発生する。
家の中を飛び回り、掃除がとっても大変。(羽が大量に落ちるのである)

同僚いわくグンビは羽アリらしいが、他の隊員は、カゲロウの仲間だとか、ゴキブリの仲間だとかいうので、真偽は不明である。

マラウイ人は、これも食べる。
羽をむしったグンビを炒って食べる。サイズは1センチあるかないかくらい。

グンビは、私もマーケットで見かけて食べてみたことがある。
カリカリというか、カサカサした食感。
口に入れた瞬間は香ばしいのだが、後味は苦くてウマイとはいえなかった。

ところが!

別の日に同僚ので食べたグンビは、とってもおいしかった。
炒りたてホヤホヤで、香ばしくて、ついつい手が伸びるウマさ。(まじで)
シマにしてもそうなのだが、やっぱり家庭の味、出来立てのウマさって最高だと思った。

しかし、同僚いわく、グンビは脂肪分が多いので食べ過ぎに注意なんだとか。

マラウイ人は紅茶にガンガン砂糖を入れるので、
「脂肪分がどうとか、健康に気を使うマラウイ人もいるんだ~」
と思ったけど。


ホロホロ鳥の卵も食べたことがある。
ゆで卵にして食べたが、殻が硬くて、机の角に強く叩きつけないとヒビが入らない。
味はとっても美味だった!

マラウイで売っている鶏卵は、日本の物に比べて白っぽい。
黄身の部分が、日本よりも大分薄い。ゆで卵にしても同様である。
しかし、ホロホロ鳥のゆで卵は黄身がちゃんと黄色くて、味もしっかり「たまご!」という感じだった。

最後に、南部に出かけたときにマーケット見かけたニワトリの肉の写真。
肉といっても、胴体部分ではない。

カッチャンの奮闘キロク-niwatori2

カッチャンの奮闘キロク-niwatori1

食べなかったけどね。