『宇宙黒騎士』って、いったい…?

『우주흑기사』

日本語に訳すと『宇宙黒騎士』

1979年後半から1990年代にかけて韓国で流通した海賊版『機動戦士ガンダム』らしい。

オープニングは先の画面でタイトルが出てあとはひたすら流れる宇宙空間に字幕が出るだけ…。

キャラクターもロボも一切登場しない。

YOUTUBEより↓

 

 

 

さらに驚愕のキャラクター設定!

主人公………えーっと、これ誰?シャ、シャア…か?

そこへ登場、キ、キシリア…?

そして何故か戦い始めるシャアモドキとキシリアモドキ…。

戦い終わっていきなり服装が変わり(場面転換ではなく一連のシーンで)、ヘルメットを取ったら…、

シャアモドキの中身は、ア、アムロ…?!キシリアモドキの中身は、セ、セイラさん?!

こちらもいきなり服が変わる…。ジオン軍モドキから連邦軍モドキに…。

更に出てくるこの2人…。

出たよ!今度はザンボット3からゲスト出演!博士に至ってはキセルまで一緒!(WWW)

Wikiによると、『機動戦士ガンダム』からの無断剽窃(むだんひょうせつ:注1)で、下請けでガンダムを描いていた韓国の会社が設定を盗用したためらしい…ガンダムどころかザンボットまで…呆れてものも言えない…。

しかし当時はこのようなことが頻繁に行われていたらしい。

どちらかというと海賊版よりもパクリ=盗用作品と言った方が正しいかも…。いや、もしかしてパロディ?

 

注1:著作者に断りもなく他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして用いること。

 

YOUTUBEより↓

 

 

更に困ったことに、これが米国で「Johnny Destiny Space Ninja」というタイトルで発売され、北米のSouth California Motion Picture Council(南カリフォルニア映画協会)のGolden Halo賞(直訳すると「金の後光」…後光がさすくらい有難い(良い)

作品に与える賞といった感じか…)を獲得した…らしい。協会の選考員達はいったい何を見ているんだか…。

う~ん、なんだかなぁ~。さすがに現在の韓国下請けはレベルの上がっているプロダクションもあるが…。