資本主義はなぜ自壊したのか-★★★★- 1/3
自壊によって自戒する。
有名経済学者が今までの考え方を否定する。
一体、著者に何が起こったんだと思い、読むことにしました。
僕がハードカバーの経済書を買うのは異例のこと。
というか経済書を買うことが異例中の異例
(できれば、図書館で済ませたい。だって高いもの)
じゃあ、なぜ、購入してまで読んだのか?
不況の原因を探りたかったわけではありません。
サブプライムやCDSなどは、日経で日々教えてもらっているわけですから。
理由は、
「『不況』と『自分の仕事』に対して、改めて考えなおす必要がある」
と感じたからです。
経済的な知識と理解というより、根本的な問題なのです。
具体的には、
「バブル=自由経済の反復性」
「意味ある生産してる?」
「広告の仕事を、ライフワークにどう活かせるか?」
という3つの問題なのかなと、現時点では分析してます。
これらと自分に折り合いをつけないと、生きていくのはしんどいなと、
久しぶりにシリアスになったのです。
とりあえず、今日は「バブル=自由経済の反復性」について少し。
バブルという現象の恐ろしい。
なぜ恐ろしい?
勝者と敗者がきれいに分かれるから、怖いと考えてみました。
バブルは、戦争後の荒野を連想させる。
草と木に覆われた土地→砂漠とオアシスに変化するようにも見える。
バブルがはじける。
そのたびに、人は修正する。
でも、バブルは再び起こる。
残念ながら、欲を二次関数的に倍増させる現在の経済システムの中では、
バブルは石鹸水(源)が変われば、
何度でも起こってしまうのではないかと思っています。
石鹸水は土地だったり、金融商品だったり、
これからは石油やレアメタルなどの資源、もしくは小麦・米・水などの食料になるかもしれない。
たくさんの石鹸水がある限り、バブルは生まれる。
「今回のとうもろこしバブルは、前のサブプライムのやつとは○○という点で違うからな」
と人は言い聞かせて、また自分や周りを説得し、
バブルを膨らませる光景が目に浮かんでしまう。
大勢の人が生きていける、青々とした大地が
一握りの人しか住めない砂漠とオアシスに変わる。
オアシスに住める人はいいが、住めない人は…。
自由の蜜を吸ってしまった今、自由経済をやめることはできない。
バブルは何度も何度も膨れ上がるだろう。
もしそうなら、自分を、自分の家族をオアシスに導き続けなければいけないだろう。
いわゆる「勝ち組」というものに入るために、
四苦八苦するのは当然なのだろうけど、
そのやり方に一生乗っかり続けてもいいのだろうか?
社会の中に競争があるのは当然だけど、
勝ち方にモラルがないと、
「そこまでやりますか」って自分を責めそうになるのでは…。
強い自己否定は無視し続けることは、僕の場合難しそう。
バブルが反復し続けるのであれば、
僕は結局、自分自身を無理やりでも肯定しなければいけなくなるのでは…。
それが、怖い。
そして、自分の仕事を振り返る。
広告宣伝業。
広告宣伝業は、バイキルト。
世の中に必要とされているものに、
バイキルトをかけるのは全くもって問題はないのだが、
そんな恵まれたケースばかりではない。
妥協は必要だが、
バイキルトの技術が、仕事のレベルだけで納まることに、
僕はやりがいを感じ続けることができるのだろうか?
どうやら、それは怪しそうだ。
じゃあ、僕は何にやりがいを感じるのか?
これは大変だ。
自分の中長期計画の見直しだ。
今までやってきた自己分析を、修正する必要がある。
夢物語ではなく、きわめて現実的に。
パソコン復活!!
とうとうパソコンが復活しました。
DELL INSPILON2200→NEC VL300/Rにチェンジしました。(初NECです)
難波のヤマダ電機でめちゃくちゃ安かったです。
安かった分、セットアップは自分でしなくちゃいけなかったのですが…。
時間がかかりましたが、嬉しいものです。
ブログが滞りがちになってましたが、
これで心おきなく書けます。
これからよろしくNEC君。
これまでありがとうDELLさん。
買いたい空気のつくりかた★★★ -ヤマダ電機の衝撃-
広告というものを、これまでコピーという視点を中心に掘り下げてきたけど、
最近マクロ的な視点で考えるようにしています。
マス広告の限界、One to Oneのコミュニケーションとか盛んに叫ばれています。
確かにそんな気がするけど(大手代理店の異常な落ち込み)、
実際に、
消費者(生活者)の意識がどう変わっているのか、
広告依頼主に何が起こっているのか、
何を求めているのか、
を的確かつ具体的に掴めていないというのが僕の現状です。
簡単に言えば、実感が足りないのです。
現状把握→分析→課題抽出→自分の方向性を導かないと、
ビジネスマンとしては失格。
そこで、まずトレンドから現状分析を試みることにしました。
そして、とりあえず選んだのがこの本です。
販促や広告総論的な本は少ししか読んでこなかったので、
本選びには時間がかかりました。
感想は、
「消費者(生活者)がWEBという道具を持ち、手ごわくなった
→なので、従来のやり方が効きにくくなった
→なので広告屋は試行錯誤中」
という前から聞いたことがある話を整理することができました。
最近の広告動向についての、概論論文を読んでるようでしたが、
論文調だけに事実と考察の部分が明確であり、
情報収集という面では効率が良かったです。
まあ、ここまでだったら、別に書評を書くことはなかったのですが、
先週この本を裏付ける衝撃的経験が、この記録を書かせています。
私事ではありますが、先日パソコンが壊れまして、
先週の土曜日に難波付近にパソコンを見に行ったのです。
価格,comやヨドバシカメラなどで下見をして、
ぐっとくるのがなかったので、
ミナミのほうまで足を伸ばしました。
受注生産品の店、JOSHINなどなど。
製品のスペックと価格を淡々と比べていきました。
ほとんどの店は似たり寄ったりでしたが、
ヤマダ電機は違った。
同じヤマダ電機でも「灘」と「難波」のは全く違う。
難波の接客力はすごい。
情報と提案の量が多いのだ。
そして、安い。
僕はスペックにそこまでうるさい人間ではないので、
サービス面も重視していました。
だから、ヤマダ電機のサービス+価格+品揃えの総合力に惹かれたのでしょうが、
マッチングターゲットの利を差し引いても、
ヤマダ軍団はすごい接客力を持っていると思う。
とても静かに行われる店員同士の客の奪い合い。
結果的に情報がガンガン手に入る。
これだけサービスがよければ、
情報だけ仕入れて他の安いところで買うお客さんも出てきそうだが、
それはそれでいいのだと、割り切っている姿勢を感じる。
業種は小売業だが、ヤマダレベルのサービスは、一種の奉仕精神に似ている。
仮に自分は損してでも、
サービスを徹底しようというひたむきさが僕の心に刺さっている。
本で読んだ、One to Oneのコミュニケーションのカタチがそこにあった。
Eコマースが全盛の一方で、
接客営業によるOne to Oneコミュニケーションに勢いがある。
ある意味、広告は地上戦に入っているのだ。
剣豪や、システマティックな鉄砲隊がどの売り場ではまるかが楽しみだ。
販売現場だけではなく、経済や社会学を通してみれば、
俯瞰的視野を手に入れれることが出来そうだ。
しばらくは、勉強の日々が続きそうです。
ふと思ったけど、ヤマダのテレビCMは
サービスと接客力を上手く表現してないなあ。
もったいない。