まちあるき新聞 -76ページ目

日本の「安心」はなぜ、消えたのか ★★★★★

今、日本の問題は何ですか?と問われて、

「経済」「教育」「食料」「外交」……

と単体で答えを出していくのは簡単。

でも、それは本質ではない。

問題の最小公約数ともいえる「本質」を捕まえることが何よりも大切なことなのだ。


ただ、これを自ら見つけるのは難しい。

一人の人間の経験、思考時間なんて有限すぎるもの。

だから、僕は本の力を借りる。


話は戻って、この本には、現代日本の問題の本質を示しているように、僕には思える。

あくまで、日本の問題だ。世界ではない。考え方は応用が利くかもしれないが、日本の話だ。

民族的性質を、統計学を使って裏打ちしているところも好感が持てる。

まとめの意味もこめて、少し整理を。


「私が選ぶ重要な考え方」

●信頼社会のススメ

 ①安心社会=統治の社会=閉鎖社会=武士道
 ②信頼社会=市場の社会=開放社会=商人道
 ※①、②はまぜるな危険!!腐敗してしまう。


●臨界質量は人集団でも存在する。戦略に活かせるように理解する。


●ワイドショー的正義感・道徳観では、解決できない。


詳しい内容は、是非読んでいただきたい。

社会心理学ってこんなに面白いものなのね、とびっくり。

エデンの東 ★★

ジェームスディーンと聞くと、

関係ないけど、

「チェット・ベイカーとジェームスディーンはとても似ている。

しかし、チェット・ベイカー悲劇は、死ぬことができなかったことだ」

という言葉を思い出します。


チェット・ベイカーの話はここでは止めときまして。

映画の講評を。


テーマ:愛されないことの辛さ。

人物の設定:健康的。

演技:優秀。

不良兄さんが父親に好かれたいがために、

努力する姿が涙ぐましい。


いい映画なんだろうけど、僕には健康優良児すぎました。


昔の不良は、健康的でよかった。

ジェームスディーンは前田大尊みたい。

ろくでなしBLUESみたいな不良には、熱い人が多かったしな。


でも、ひとつ発見があった。

仕事がないことと、愛されないことの痛みは似ている。


原作は二世代にわたって描かれているらしいけど、

本のほうが面白そうだ。

ヘアスプレー ★★★★

2年前の春頃だったと思います、ヘアスプレーを観にいったのは。

ヘアスプレーはブロードウェイで公演されている有名なミュージカル。

僕が観たのは、その映画版。(今、似たようなタイプでマンマミーアがやってますね)

余談ですが、僕はミュージカルを観ていると、なんだか恥ずかしくなります。

出演者と自分を重ねてしまい、恥ずかしくなるのです。


というわけで、演劇はあまり観ていません。

そんな僕を映画館に足を運ばせた力は、

やはりジョントラボルタでした。

映画予告でジョントラボルタがかなり攻めた演技をみせていたので、

観てみようと思ったのです。


映画の感想は端的に言うと、

「大変よかった」

の一言に尽きます。

人種差別の問題を表現的に明るく伝えていたのが、

余計に心に刺さりました。

音楽もとてもいいし、踊りもかっこいい。

ダンスを見て、骨格と筋肉が日本人と全然違うなと改めて思いました。


日本はほぼ単民族で、差別問題をアメリカに比べて感じることは少ないと思います。

それでもあることはある。

差別はもっと分かりやすく言ったら、仲間はずれ。

差別という言葉を聞くと、

子供の頃、仲間はずれにされたときのことを思い出します。

なんだか悔しくて、涙をこらえ、口の中が塩辛くなったこと。

やってるほうも、やられてるほうも幸せになれないのに起こる「差別問題」

それを笑いと芸術で表現したヘアスプレーに拍手を送りたいです。