まちあるき新聞 -106ページ目

2008年 マイルチャンピオンシップ 回想 3/4

席を確保し、さあマイルチャンピオンシップだ。


切る馬はもう決まっている。

買うべき馬も決まっている。

ここはエビナとしての買い方なのだ。


勝手に決め込んですみません。アドマイヤキッスの弔い合戦だ、⑫キストゥヘブン。

キストゥヘヴン
弔い合戦


歴代伝説のマイラーに加わるためにみんなが祈っているぞ。

⑰スーパーホーネット。

軸はスーパーホーネット
スーパーホーネット


そして、かかりながらも爆走する暴走族⑥ショウナンアルバ。

鞍上はもちろん蛯名正義。

ショウナンアルバ

前日までに決めた馬券を買った後は、パドックだ。

パドックで馬の入れ込みを見る。

ここは勝負師として買う。

マイルチャンピオンシップパドック


海外からの贈り物、⑱エイシンドーバーと⑩ラーイズアトーニー。

エイシンドーバー
ラーイズアトーニー

ここからは保険だ。


今年は女の時代。マイル戦線の職人気質、⑦ブルーメンブラッド

今日は差しが決まっているが、前残りの保険をかけるぞ、④マイネルレーニア。

保険


パドックでの折り合い最高。復活を信じて1枠ファイングレイン。

1枠ファイングレイン

満足だ。こんなに満足して買った覚えはない。



上段に席を構え、準備を整える。

すごい人だ。

さすがG1だ。

マイルチャンピオンシップ


一番好きな的場均。

ライスシャワー、グラスワンダー、アグネスデジタル。

そして京都競馬場…。

みんながいた京都競馬場に僕はいる。

どうなるのだ?

僕はこの興奮に勝てるのか?

どうなってしまうのだ…僕は???!!!!!

溢れて出てしまいそうだ!!!!!!!!!!!

2008年 マイルチャンピオンシップ 回想 2/4

エビナ、カンパニー、ジャンポケはホームに向かった、意気揚々と。

「淀はもうすぐだ」

それは間違いだった。


今、京都は紅葉シーズンを迎えている。

それを見にいく老若男女問わない人の塊で電車は満杯だ。

なんとか乗車したが、三人の耐える時間は続いた。

ジャンポケの位置は、人の圧力がかかった。

カンパニーの位置は、常に王貞治のような一本足打法の体勢を強いられた。

エビナは逆一本足打法のままだった。

そう、強敵とは、満員の京阪電車。あなどるなかれ。


三人は淀駅に着いたときだいぶ疲れ果てていた。

競馬場に向かう僕たちに逆らって、

早めに1日を終えたおじさんたちのほうが疲れているように見えた。


淀駅にはすでにベレー帽のコパノスケ(仮)が待っていた。

しばらくすると、ボナールも到着。

みんないい顔だ。


京都競馬場 入り口
入場口で、競馬場レディーに入場券(200円)を渡し、

ベテランのジャンポケの誘導に身を任す。


「馬ってバナナ好きなの~」(ベレー帽のコパノスケ)

「あの5番はイケメン」(ベレー帽のコパノスケ)

「……」(無言で見入るカンパニー)

「普通にう○こしすぎやろ」(カンパニー)

エビナは、パドックを見入っていた。

馬券の買い方をジャンポケが教授する。

素晴らしい。まさにCLUB KEIBA。

鉛筆を探しに走り回るのも楽しい。

競馬場はドラクエ3のカンダタⅡの洞窟並みにややこしい。


第一レースで、いきなりボナールが36倍の単勝を当てる。

みんな。エンジョイしてる。

涙が出そうだ。

すごい勢いでカンパニーが馬券を買っていく。豪快な男だぜ。

ジャンポケの笑顔が恍惚だ。

「馬券の買い方を教えるのほどうれしいことはない」

と今にも言いそうだ。

最高だ。

そんなこんなしてる間に、寝坊したピンクのコパノスケ(仮)が淀駅に到着すると連絡があった。

迎えに行かなければ。


ピンクのコパノスケは、淀駅から競馬場とは逆の方向に歩いていた。

「おはようございますぅ~」

コパノスケの二人は不思議系ということで、あまり突っ込まないでおこう。


みんなどんどん買っていく。

女性陣は確実に勝っていく。

この女性陣とかいう言い方、クイズヒントでピントでよく言ってたなあ。

(今、YOUTUBEで調べてみたら、オープニングテーマがあった。かっこいい)

http://jp.youtube.com/watch?v=7vVW85lNYkU


さあ、これで全員揃った。

僕の狙いは11Rのマイルチャンピオンシップ。

的場均並にロックオンしてるのだから。


……to be continued

2008年 マイルチャンピオンシップ 回想 1/4

2008年11月21日(金)

仕事を終え、帰宅途中の新快速で27歳のおっさんサラリーマンは、

JRAのHPのマイルチャンピオンシップ出馬表を真剣に見入っていた。


「僕はこのレースを生で見るのだ…」

この青年の名前は「エビナ」。

競馬がとても好きだが、今まで競馬場で観戦したことがなかった。

初生観戦を控え、金曜日の時点ですでにエビナは軽く興奮していた。

「TVでWINSで興奮しっ放しの自分が、競馬場で観戦したら、どうなるのか」

それは神々さえも知らない。




2008年11月23日(日)、当日。

朝早く起きて、出馬表を整え、明石駅に向かう。

前置きだが、この初観戦には、総勢6名の人間が参加することになっていた。

エビナは宣伝会議コピーライター養成講座の有志と、

競馬の魅力を何十倍にして、共有する企画を立てたのだ。

キャッチコピーは、

「あの人のあんなところ、知ってしまおう」


関係ない話だが、

僕の大学からは何人もの友達が競走馬に関わる仕事に就いている。

大学寮で馬術部の後輩が語ってくれた熱いドラマは学生時代での忘れられない思い出の一つだ。

彼らは初心者の僕に語った。

「競馬はギャンブルではありません、スポーツです。」


話を元に戻そう。

明石駅でカンパニー(まだ仮)と、京橋でジャンポケ(まだ仮)と合流。

ジャンポケの用意はすさまじかった。

工事現場のおっさんばりのプラスチックの板を持って、いつでもどこでも予想しようとしている。

京橋で興奮する3人。

しかし、まだ僕たち三人は淀駅に到着する前に、

乗り越えなければならない強敵がいることをまだ知らなかった…。



……to be continued