"死語"となる言葉たち。

言葉というのは本当に多種多様で。

太古の昔からある言葉もあまたあれば、その当時の若者が生み出した言葉があって、結果"死語"となる言葉もある。

賛否はあるものの、毎年ある、新語・流行語大賞の言葉の数々を見ていくと…

当然、消えていった言葉もあるし、今でも生き残っている言葉もあるわけで(;^ω^)

で、あえて今日取り上げてみたいのは…

太古の昔、からあったのかは別として…

古くから辞書にも載っていた言葉なのに、言語の専門家でもない限り、ほとんどの人が知らなかったし、使ったこともなかった、ある言葉。

想像しようもないと思いますので、正解をお話ししますとね(;^_^A

【忖度(そんたく)】というワードなのですよ(^▽^;)

今でこそ、誰もが知っているし、使う人も多いと思います。このワード。

しばらくなりをひそめていたこの言葉ですが…

また再びこの言葉が脚光を浴びる時が来ようとは…

元々、新しくつくられた言葉でもなんでもないんです。

きちんと昔から辞書に載っていた言葉なのですが…

あの「モリカケ問題」以降、一気に注目を浴びる言葉となってしまったわけなのです。

ちなみにちなみに…

相棒ファンの方ならよくご存知。

S11-9「森の中」(2012年放送)にて…

前後割愛しますが、杉下警部のセリフで「そこで僕は通報者の気持ちを忖度してみました。」というのがあるんです。

放送当時はこの「忖度」という言葉。気に留める人はいなかったでしょう。

ただ、時は流れ…

平成29年。2017年。

2月に表面化した学校法人森友学園への国有地格安売却問題(森友学園問題)をめぐって、同年3月23日、同学園の籠池康博理事長が証人喚問ののちに日本外国特派員協会で行った記者会見で、「口利きはしていない。忖度をしたということでしょう」「今度は逆の忖度をしているということでしょう」と発言した。これにより、この言葉は同問題に関する報道で多用されるようになり、検索数も急上昇し、同問題と必ずしも関係なくソーシャル・ネットワーキング・サービスでも多用されるようになった。
↑wikiより。

一気に「忖度」という言葉が世の中に広まることとなり…

その後の「相棒」再放送の、「森の中」で「忖度」というセリフが出てくるたび…

「これ、○年前の放送なのか…。まさかこの時から杉下警部が使っていたとは…」

といった同様のコメントが必ずネット上で流れるようになったんです。

脚本は、「相棒」常連の輿水泰弘さんなのですが、もしかしたらのちのちこの「忖度」の言葉が世の中に広く認知されるようになって、驚いたかもしれませんよね(;^ω^)

一部の言語学者の方くらいしか使っていなかったであろうワード。
忖度。

それが、ある社会的事件をきっかけに、誰もが知り、使うようになったという。

古い言葉が時代の流れで消えて行ったり。

ある時代のトレンドとして生まれたワードが、もはや誰も使わなくなったり。

そんな繰り返しの中で、ほとんどの人が知らなかったであろう、古くからあるワードで、ある時点を境に誰もが知り、長く使われるようになったというワード(;・∀・)

これはかなりのレアケースだと思ったのですよ(^▽^;)

他にこういうワードがあったら教えてほしいくらいです。

古くからあった言葉なのに、ある時点をきっかけに、誰もが知るようになったワードということで(;´∀`)