坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
罪を憎んで人を憎まず

このふたつの言葉。

日本語としての"対義語"ではないのですが、ある意味、現代社会において考えると、「対義語のようなもの」と考えるようになりました。

長年不祥事が続いていて、ついに現代社会において明るみに出たもの。

旧統一教会(世界平和統一家庭連合)
旧ビッグモーター
旧ジャニーズ事務所

あえて取り上げてみたいこの三つが、それを象徴する企業と考えました(;^ω^)

ちなみに…

それぞれの辞書的な意味合いを載せておきますとね…

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い⇒「相手を憎むあまり、その人に関係のあるもの全てが憎くなってしまう」というたとえ。

罪を憎んで人を憎まず⇒犯した罪は悪いから罰するべきだが、罪を犯すには事情もあったのだろうから、その人まで憎むのはよくないということ。

犯罪を起こしたとき、コレは企業でも個人でもそうですが、起こした不祥事と、企業・個人は別と考えること。

つまり、起こした不祥事を反省して、再出発してほしいと考えること。

コレが、私なりに、罪を憎んで人を憎まずと考えました(;^_^A

ただ、現代社会においてはどうかと言えば…

もはや徹底した、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いになってしまったなと(;´∀`)

個人であれば、社会復帰・更生(再び世の中に出てくること)すら許さない。

ネットコメントであれば、問答無用で死刑を要求するものも多いわけです(;・∀・)

企業であれば、倒産してしまえ、という考え一択だと思ったんですよ(´-∀-`;)

まず、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)から。

『統一教会』はあくまで旧称であって、現在の正式名称は『世界平和統一家庭連合』ですが、ほとんど前面に出しては報道されなくなりました(^^;)

日本史においても、仏教から始まって、天台宗、真言宗ときて、鎌倉時代だと、〇〇宗というのをたくさん覚えさせられるわけで(^▽^;)

本来宗教の意味合いというものも、「人間を助ける」というものだったと思うのに、いつしか新興宗教というものが台頭してからは、宗教に入信する、宗教を信じるという行為そのものが、色眼鏡で見られるようになってしまったこと。

安倍元首相の事件を皮切りに、1990年代から30年ぶりにメディアに頻繁に登場するようになった、旧統一教会ですがね。

世間の関心は、質問権のやり取りそのものではなく、「早く解散しろ」の一択になってしまっているということなんです( ̄▽ ̄;)

旧統一教会側としても主張したい部分はたくさんあるのでしょう。

そして、さすがにコレはちょっと…という質問事項もあったんだと思うんです。

で、回答できない旨を文部科学省に伝えると、「過料」請求の上、解散請求の可能性まで出てきたと。

ただ、世間の関心は、質問権のやり取りや、質問内容などではなく、あくまで「いつ解散するのか」しかないという現実ですよ(;^ω^)

次に、旧ビッグモーター。

第一報は、昨年7月18日でした。

それまで一切報じられてこなかったものが、このタイミングから急にメディアに取り上げられるようになったこと。

不満を持っていた社員にとっては「ようやく…」といった思いだったのでしょうしねぇ(;・∀・)

そして、まさに坊主憎けりゃ袈裟まで憎いですよ。

当然これまでの顧客がいて、不祥事発覚後もお店に通う一定数の人はいるでしょう。

でも、ネット民はもはやそれすら許さない…

「こんな状況でわざわざお店に通うヤツの気が知れない」と一刀両断ですよ(;´Д`)

再建はおろか、いまだに通う顧客すら許さない。

もはやそういう見方なのでしょうと(;´Д`A ```

そして、旧ジャニーズ事務所ですよ。

巨大権力者だったジャニー喜多川氏が亡くなった。

ことで、長年鬱積された不祥事がついについに明るみに出た。

そんな感じなのでしょう…

報じたかったけど、上にどうしても認めてもらえなかった、握りつぶされたメディア関係者、記者さんだって、ごまんといたことでしょう。

ただ、ことジャニーズ事務所に関しては話が別で…

ジャニーズ事務所、所属タレントそのものを真剣に好きで推している大ファンがいる一方…

名前も顔も見るのもイヤ、大嫌いとする人もいる。

この両極端の層は、ネットコメントを分析していても明らかで…

ジャニーズタレントのCM契約打ち切りのニュースコメントで…

「当然。さっさと放送中止してほしい」
「二度と使わないでほしい」

とある一方で…

「なんの関係もないタレントの契約打ち切りはまったく違うことでしょう…」

という擁護派も多くいる。

それぞれがお互いのコメントで反論をぶつけ合っているというのが今の状況で…

まさに、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと、罪を憎んで人を憎まずとの対立構造なんですよ(;´Д`A ```

そして、この両極端な両者は、決して分かり合えるはずもないわけですからね(;´∀`)

 

最近は、岸田首相の関連ニュースそのものにも、徹底的に叩くコメントも、多くみられるようになりました。

 

世論調査や支持率のニュースでは⇒「こんなの捏造だ」「周りで誰も支持している人なんていない」とね(^^;)

 

首相会見で、NHKの番組が中止、時間変更になると⇒NHKは岸田の記者会見放送を中止しろ、のハッシュタグまでできるほどに(;^_^A

 

見たい番組が放送中止になって、ますます岸田首相嫌いになったという声も増幅していくという(;・∀・)

 

岸田首相、自民党の発信そのものが、ネット民にとっては"邪魔"でしかなく、見たい番組を中止されてまで放送されることに、迷惑でしかない、ということの表れなんだと思いましたから( ̄▽ ̄;)

以上。今日は、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、罪を憎んで人を憎まずというふたつの視点で書かせていただきました(^^)/