政治×ネットの"タブー"。

21世紀に入って、IT社会になり20年余。

とかく『政治』に関しては、ネット(IT)がタブー視されることもしばしば(;´∀`)

"オンライン国会"ができないことが最たるものですが、なぜ国会の"オンライン出席"ができないのか。

これは、日本国憲法第56条第1項が定める「出席」について、衆参両院本会議の定足数を「総議員の3分の1以上の出席」と規定しているからに他ありません。

この「出席」の概念を、"オンライン"でも是とするか否とするかで、それぞれの政党の思惑が大きく左右されるからなんですよ(;´Д`)

つまり、"オンライン国会"を可能としてしまったら…

法案議決に際しての「棄権」と「欠席」があり得なくなってしまうからです(^^;)

病気療養中でも、それこそ『意識不明』でもない限りは"オンライン出席"が可能になってしまう。

具合が悪いと思う政党、議員だって、少なからずいるはずですからね(;^_^A

そして、国民にとっての最大の関心事はやはり"ネット投票"でしょうと(;^ω^)

"ネット投票"が実現できない理由は様々挙げられているのですが…

たとえばこういう例です。

投票所であれば"本人確認"があり、あくまで原則として、"別人投票"はできないことになっていますが…

ネット投票であれば…

たとえ、きちんと本人専用の"ID"と"パスワード"が付与されていたとしても…

「おーい○○(未成年の息子・娘の名前)。お前この中でいいと思う人に投票してみろよ。」

ありがちな光景だと思うんですが、本人以外の「不正投票」が可能になってしまうことなんです。

ただ、世の中どうしても、良い面もあれば悪い面もある。

少々のデメリットに目を伏せつつ、メリットを重視するシステムも多い中で、こと『選挙』に至っては、それが許されないわけですからね(;・∀・)

それでももし、ネット投票が可能になれば、政党勢力図は大きく変わってくるはずなんです。

「わざわざ投票所に行くほど選挙に関心はないけど、スマホやタブレットから投票可能ならやってみたい」という、"潜在有権者"は多いはずなんですよ。

逆に言えば、ネット投票可能になってもそれでも"選挙に関心はない"とする年代層となると、「政治・選挙に関心はない」「ネットに疎い」世代になってくるからで、60代以上の一部の世代になってくるかなとも推測しています( ̄▽ ̄;)

ただ、大学生とかの"若い世代"で『投票に行こう!』と呼び掛けているのはたいてい「現政権に不満があるから」に他ならないからで、そうした世代層が多く投票することでも、間違いなくその『勢力図』は変わってくると思いますからね(^^;)

その昔。

森喜朗元首相が「無党派層は寝ててくれればいい」との失言がありましたが、ある意味的を射たものなんです。この言葉は。

投票率が大きく上がれば、与党は安穏とはしていられないはずですからね(;^_^A

ちなみに…

「誰に投票すればいいか分からない」という方へ。

仮に、そういう人みんながみんな、投票所で『白票』を投じたとして…

候補者への票数そのものは変わらないものの、『投票率』は上がることになるので、このことはきちんと書き添えておきたいと思います(´-∀-`;)

ちなみに、ウクライナでは、1991年生まれの33歳のデジタル担当大臣がいます。

日本では、まずあり得ない、こうした、30歳代での閣僚ポストですがね。

仮に、日本でも、こういう担当大臣に、民間人の、インフルエンサーとかの若者を起用したとしたら…

いや、日本ではあり得ないよなぁと思いつつ。

ふとそんなことを考えてみました(;^_^A

では今日は最後にこれだけ書いて終わりにします。

もし、ネット投票が可能になったら、今まで選挙に関心はなかったあなたも投票しますか?