ネット通販は「ゆっくり配送」の時代。
1分1秒を争うばかりの現代社会で、この"ゆっくり配送"というのがあるのをご存知でしょうか。
通常配送で、3~6日以内の配送を、6~9日以内に遅らせる“ゆっくり配送”に変更したケースでポイント付与する通販業者が昨今増えてきているんです。
ただまあ、案の定と言いますか…
この手のニュースだと…
「遅くしたいなら、配達日を指定しなければいい」というコメントが多くなるんですね(´-∀-`;)
これ。配送業者さんを理解しているようで、きちんと理解できていない証拠なんですよ(;^ω^)
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などなどの配送業者さんは、荷物を引き取って、相手方に配送するまでの【標準時間】があるんです。
アマゾンプライムなどの【速達指定(翌朝指定など)】は、通常の業務より急がせたうえで、"必ず"その時間帯に配達してほしい、という意味のもの。
そして、当該の【遅指定】は、「急がせず、遅らせず」という、『通常業務に支障をきたさないもの』というもののようなんですね。
で、多くのイイネ!がついている、「遅くしたいなら、配達日を指定しなければいい」というのは、あくまで「引き取った荷物を、通常業務に支障をきたさない範囲で迅速に配達するもの」というやつなんです(;・∀・)
つまり、業務に支障をきたさなければ、基本は"翌朝配達"になるんです。
ただ、時間指定をしていないので、「どうしても間に合わなければ、翌朝でなくてもいい」という趣旨を含んだものなんですよ(^^;)
つまり、【翌朝指定】は"絶対配達"というもの。
【時間指定なし】は、基本は"翌朝配達"ですが、"絶対"ではない、という意味なんです。
念のため。こちらも言っておきたいのですが…
ただ単に配達を「遅くすればいい」というものでもないということなんです。
たとえば、受け取った荷物が、数日後、一週間後指定配達ということも可能である一方で、これをやると、配送業者さんの倉庫の中で"保管しておかなければいけない"という事態が発生するんです。
つまり…"邪魔"になっちゃうんですよ(;´・ω・)
早すぎ指定でも、遅すぎ指定でも、通常業務に支障をきたしてしまう。
この事を、きちんと理解していただきたい意味で、今日は書いてみました('ω')ノ