今日のテーマは、飲食店における、「お正月休み」という感覚。

昭和の時代であれば、サービス業も正月三が日はお休みが当たり前だったりしたものです。

それが平成に入って以降、30余年。

いつしか、元日営業なんてのも当たり前になり、それがフツーになったりもしてしまっていたわけです。

政府がある日付を祝日や休日にしようとすると、なにかしらの批判が起きるのに、企業側が休みを増やすと発表すると歓迎されるのはこれ如何(いか)に(^_^;)

「元日をお休みにします」とある飲食店が発表するや…

「元日なんて休みで当然。昔はそうだった。」とか…

「いっそ、年末と正月三が日はお休みでいいよ。みんな家族団らんしましょう\(^o^)/」

の好意的なTweetが並ぶわけなんですね。

『24時間営業』もそう。

『年末年始営業』もそう。

とかくこの2点が、今の世の中『悪』とされてきたわけなんですよね…。

では仮に現代社会で大晦日12月31日から1月3日まで。

コンビニ・スーパー・飲食店全てが「お休み」になったとして…

本当にコレが今の消費者に受け入れられるのかということなんです。

多分、こうしたコメントをしている人は、「どうせ自分は正月なんて家にいるだけだし」という人たちばかりだと思うんですよね(^^;)

コンビニの深夜営業もそう。

「深夜営業なんてやめて、夜はみんな寝ればいいんだよ」というTweetも時折見かけるものなのですが…

こういう人たちは、夜勤の現場の存在というものが、まるで分かっていないんだな…と思わざるをえないんです。

ただね…

昭和の時代にそれが実際あったように…

たとえば、「おせち料理」ひとつにしたって…

「お正月。どこもお店がやっていないから、そのための作り置きとしたもの」

これが「おせち料理」の本来の意味だったわけなんです。

「お正月なんてコンビニスーパー飲食店みんな休めばいい」と軽はずみに言っている人は、この大きな意味合いをちゃんと分かっているのかが甚だ疑問ではありますが…

「お正月にみんな休めばいい」という気持ちは分からなくもないわけです。

ただせめて、夜勤の現場に迷惑をかけない範囲で「みんな休む」ということができないものかなとは、思いますがね[m:60]