こんにちは、オーガニック&フェアトレードシアバターShea Dream® の伊藤です。
富裕層向けモード&ライフスタイル誌『The New York Times Style Magazine』の日本版である、創刊されたばかりのT JAPAN
をパラパラとめくっていると、娘がオークラの写真をみて「キレイ~」と呟きました。
そこで私が「素敵だよね。だけどここ、残念だけどもうすぐ取り壊されちゃうんだよ」と言うと、
「じゃあ、早く見に行かなくっちゃね」と申しました。
思い立ったが吉日?という事で、早速朝食に行ってまいりました
素敵なロビーは健在
休日の朝でしたが、ちょうどこの日は日曜大安とお日柄もよく、婚礼のお客さんで程よく賑わっておりました。
チラリと眺めただけでもとても豪華な物だとわかる晴れ着のご婦人たちが、あちらこちらで妍を競ってらっしゃり、華やいだ雰囲気でした
最先端の都市・東京で、今でもこうして民族衣装に身を包んだ人々で街が賑わっているのがとても不思議な感じです。
かの有名な天井から釣り下がる和モダンな照明や、壁の装飾の一つ一つに至るまで、完璧な美が空間を優しく包んでいます。
かくいうイトーは、今までオークラはちょっと小娘が出入りするには敷居が高いなぁ、と実はゆっくりロビーに座ったことがなかったんです。。。(←案外気が小さい・・・笑)
こうやって日の光に包まれて過ごすゆったりとした時間は、優しい気持ちにさせてくれますね。
エントランスでは豪奢な桜がお出迎え
娘達としっかり朝食を頂いた後は、館内を軽く散策し、本屋で戦国武将トランプを買いました(笑)
こちらの本屋さんは、外国人旅行者向けに英語の日本文化紹介の蔵書が充実していて、小さいお店ながらマニアックなお土産も結構あり、子連れでなければじっくり長居したい感じでした
こちらのロビーのある本館は、間もなくその52年の幕を閉じ、今年9月より取り壊し改装が始まります。古い物を維持管理する方が、新しく立てるよりもコストや手間がかかるとは思うのですが、今風のどこも変わり映えしない新しい建物よりも、このユニークでオリジナリティ溢れる空間を残して活かす術はなかったのだろうかと残念ですが、私がここのオーナーでもないので、仕方がありませんね東京もパリやNYの様に古い建物を大事に残す文化や都市計画があればいいのになぁと思ったヴィンテージ好きのイトーなのでした。
皆さんも昭和の傑作建築の取り壊し前に一度足を運んでみては如何ですか?
ではまた