我が家には二対の鉢植えがあります。
全く同じ時期、同じお店で買った、同じ種類の鉢植え。
同じ窓辺に設置して一年が過ぎたころから、2つに変化が現れました。
一つはグングンおおきく縦に横に伸びていきました。
もう一つは元気はいいものの、伸びがあまり芳しくない。
同じ条件でおなじように育てているのに何故だろう・・・・?
とずっと不思議に思っていました。
そして、ある時、2つとも大きくなってきたので、同時に鉢の植え替えをする事に。
そこで「あっ」と息をのみました。
古い鉢に入っていた土が、まったく別の物だったのです。
大きく伸びていた方の土は、肥沃な観葉植物用の黒々とした土。
伸びがあまり良くな買った方の土は、ごろごろとした石ころばかりのスカスカの土。
もちろん、2つとも手塩にかけた可愛い鉢植え。
根から丁寧に古い土を落とし、新しい栄養たっぷりの土を敷き詰めて植えかえました。
けれど、小さな方の鉢植えは、やっぱりその後の成長具合もゆっくり目でした。
これを見て、イトーは子育てについて思いました。
赤ちゃんだから普段飲んで寝るだけだし、何でもOKだと思われるかもしれないけれど、実は違うんじゃないかと。
気付かない小さなうち、基礎や土台となる時期に愛情(もちろんやみくもに時間をとるという意味ではなく、きちんとした監督を責任もってやるということ)をかけて育てるという事が、大分後になって、大きな差になって出てくることもあるのかな、、、と思いました。
小さな時期はあっという間。
意外と子供って色々な事を大人から吸収しているんですよね。
今はまだ違いや効果がわからなくても、遠い日のいつか、良かったと思う日が来ると良いなと思います。
大変だけれど、その子の大事な基礎を作る時期、きちんと導いてやりたいな、、と、2対の鉢植えを見ながらいつも思うイトーなのでした。
ではまた