父の日記、捨てられる | わがまま母の記録ー認知症ー

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父が亡くなり、母の面倒を一人っ子の私がみないといけなくなりました。この母が、かなり困った人なのです。

実家の父の部屋に、ゴミ袋が5つあった。父の服や靴が入っていた。
母が父の部屋を整理したと思われる。
母「あんたがしてくれたんでしょ?私はしてないよ」
私も知らんがな。

普通のゴミが入った袋もあった。母が無くした花瓶とかが入ってるかも?と思って
私「捨てといてあげるよ。その手じゃ痛いでしょ」
捨てるフリして家に持って帰った。

ほとんどが衣類で、無くなった物は入ってなかったが…
父の日記が見つかった。一冊が、全ページ破かれて捨てられていた。

つなぎ合わせてみた。
2011年、私の近所に引っ越して来た年だ。そのせいだろう、私と子ども達のことばかり書いてあった。

嫉妬深い母は、きっと読みたくなかったんだろう。指が曲がり痛む手で、こんなに破いたというのが怖い。きっとすごい形相だったことだろう。

日記はとっておくことにした。