院内フォーミュラリーの導入・運用最前線
~国内外の最新動向から各種フォーミュラリーの今後~
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[講 師]
昭和大学 統括薬剤部長・昭和大学病院 薬剤部長
薬学部教授 薬学博士 佐々木 忠徳 氏
横浜市立大学附属病院 薬剤部 副薬剤部長 小池 博文 氏
東京女子医科大学病院 薬剤部長 木村 利美 氏
国際医療福祉大学大学院 教授 武藤 正樹 氏
[日 時]
2019年12月16日(月) 午後1時30分~6時30分
[会 場]
TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
東京都中央区八重洲1-2-16 TGビル
[重点講義内容]
<1>医療費抑制策とフォーミュラリーが目指すべきもの
佐々木 忠徳 氏 【13:30~14:40】
フォーミュラリーは古くは医薬品集と訳され、院内採用薬として
理解されてきた。昨今これが注目されるようになったが、演者は
これに取り組み10年を越えようとしている。
最近では院内・院外フォーミュラリーと区別され米国の解釈とは
異なって使用されるようになった。医療費の抑制策として
フォーミュラリーの日本が目指すべきもの、どのように寄与するのか
改めて論じたい。
1.国民医療費
2.標準治療
3.医療の質・安全
4.有効性と安全性
5.経済性
<2>院内フォーミュラリーの導入事例と今後の展開
小池 博文 氏 【14:50~16:00】
横浜市立大学附属病院では、2018年4月より院内フォーミュラリー
の運用を開始し2019年10月末時点で14薬効群を運用している。
本日はフォーミュラリー導入の考え方や導入事例、導入効果について
報告する。
あわせて、地域フォーミュラリーへの拡大へ向けて当院が取り組んでいる
手法についても紹介したい。
1.院内フォーミュラリー導入背景と作成プロセス
2.院内フォーミュラリーの事例紹介と導入効果
3.地域フォーミュラリーの推進に向けて
<3>院内フォーミュラリーの作成と実践
木村 利美 氏 【16:05~17:15】
フォーミュラリーは標準治療の推進による医療安全と医療経済を改善する
方策として、国策として進めなければならない重要な事業課題である。
フォーミュラリーの推進と言うと、医師にはまだまだ浸透して
いないかもしれないが、フォーミュラリーは経済性を考慮した標準治療の
推進でもある。
そういった意味では、診療ガイドラインの活用は、今や標準的に行われている
医療であり、大学病院においても例外なく受け入れられるべき戦略であろう。
また、新規高額薬剤の適正使用も考えなければならない。
大学病院の機能として地域連携フォーミュラリーを進めることも重要であり、
海外の状況も鑑み、大学病院が実施する今後のフォーミュラリーの展開に
ついて述べる。
1.大学病院におけるフォーミュラリーの運用事例
・組織・運用フロー
・作成プロセスと実施
・経済効果
・課題
2.海外の運用 -米国・英国-
3.地域連携フォーミュラリーにおける大学病院の役割
4.抗がん剤その他、高額薬剤の検討
<4>フォーミュラリーをめぐる動向と今後の展開
武藤 正樹 氏 【17:30~18:30】
フォーミュラリーの機運がこのところ高まっている。
フォーミュラリーについては、2015年4月、財務省の財政制度等審議会
財政制度分科会で、「高額な降圧剤ARBが国内医薬品売上の上位を占めること」
を例に「生活習慣病治療薬等について処方ルールを設定すべき」との案が示された。
そして2018年診療報酬改定の中医協の中では、生活習慣病治療薬等の処方の
ルール化の一環としてフォーミュラリーが議論された。
現在、フォーミュラーには(1)病院(院内)フォーミュラリー
(聖マリアンナ医大、浜松医科大学、昭和大学病院、東京女子医大など)
と、(2)地域フォーミュラリー(地域医療連携推進法人日本海ヘルスケアネットなど)
がある。
また保険者フォーミュラリー、薬剤師会フォーミュラリーなどの可能性についても
議論がなされている。
講演ではこうした各種フォーミュラリーをめぐる最近の動向と今後の展開について
見ていこう。
1.院内フォーミュラリーと地域フォーミュラリー
2.フォーミュラリーの作成とその運用について
3.米国におけるフォーミュラリー
4.フォーミュラリーとジェネリック医薬品
[PROFILE 佐々木 忠徳(ささき ただのり)氏]
1979年 東京薬科大学薬学部薬学科卒業
同年 昭和大学藤が丘病院薬局入局
2002年 同助教授(現准教授)
2003年 亀田総合病院薬剤部長
2015年 昭和大学統括薬剤部長、薬学部教授、昭和大学病院薬剤部長
[PROFILE 小池 博文(こいけ ひろふみ) 氏]
1995年 東京理科大学薬学部製薬学科卒業
同年 横浜市役所入庁(横浜市立市民病院薬剤部勤務)
1998年 横浜市立脳血管医療センター開設準備室
2003年 横浜市衛生局地域医療課
2004年 横浜市立大学附属病院医療安全管理室担当係長
専任リスクマネジャー(GRM)
2017年 同副薬剤部長 現在に至る
【所属学会等】
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 評議員/公益社団法人
神奈川県病院薬剤師会 副会長/一般社団法人横浜市薬剤師会 理事/
日本病院薬剤師会代議員/神奈川県後発医薬品使用促進協議会 委員等
【著書等】
フォーミュラリーマネジメント -院内フォーミュラリーから
地域フォーミュラリーへ-(2019年8月 薬事日報社)
ジェネリック医薬品の評価と選択(2014年7月 じほう)
薬剤学実験法必携マニュアル(2014年4月 南江堂)
初収載ジェネリックガイド(じほう)年2回連載
[PROFILE 木村 利美(きむら としみ) 氏]
1986年 東京薬科大学薬学部卒業
同年 北里大学病院 薬剤部入局
1993年 University of Michigan Hospitals
2000年 医学博士
2006年 東京女子医科大学病院 薬剤部 副部長
2009年 フィラデルフィア小児病院CP部 客員教授
2010年 東京女子医科大学病院 薬剤部 部長
日本臨床薬理学会指導薬剤師/日本医療薬学会指導薬剤師
日本医療薬学会代議員/日本化学療法学会評議員/日本TDM学会評議員
SCBR Advisory Committee memb.
[PROFILE 武藤 正樹(むとう まさき) 氏]
1974年 新潟大学医学部卒業
1978年 新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて
外科医師として勤務。同病院在籍中、1986年~1988年まで
ニューヨーク州立大学家庭医療学科に留学
1988年 厚生省関東信越地方医務局指導課長
1990年 国立療養所村松病院副院長
1994年 国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長
1995年 国立長野病院副院長
2006年より国際医療福祉大学三田病院副院長・国際医療福祉
総合研究所長・同大学大学院教授
2007年より(株)医療福祉経営審査機構CEO
2012年6月より現職。
【政府委員】
医療計画見直し等検討会座長(厚生労働省2010年~2011年)
入院医療等の調査評価分科会会長(中医協2012年~)
「療養病床の在り方検討会」構成員(厚生労働省2016年)