次世代車の展開予測とCASE、MaaS、その先
~CO2低減とモビィリティーのデジタル革命に対し
自動車産業が今後とるべき対応とは~
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[講 師]
愛知工業大学 工学部 客員教授 [元トヨタ自動車(株)]
藤村 俊夫 氏
[日 時]
2019年7月12日(金) 午後1時30分~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
[セミナー参加対象者]
・企業で技術戦略を立案されようとしている方
・これからの自動車及びシステム、部品開発に携われている技術者の方
・コネクティッドカーの開発に従事されている技術者の方
[セミナーで得られる知識]
・エコ社会実現に向けCO2低減は待ったなし緊急課題であること
・パリ協定自主目標を達成するために必要な自動車の各国CO2
規制強化案とあるべき規制とのギャップについて
・今後次世代車の中でも技術完成度を整理するとHVを主軸とした
拡大展開が進むこと
・Society5(政府推進)のなかで自動車が果たす役割と、
CASE、MaaSとの関連および今後のデジタル革命について
・MaaS突入に向けた企業提携とその先にあるSmart City
構想実現に向けて、コネクティッドが重要な役割を果すこと
[重点講義内容]
自動車産業はまさに自動車生誕130年後初めての大変革に
迫られている。日々悪化する気候変動を抑止するためのCO2低減は、
言うまでもなく待ったなしの重点課題となる中、自動車メーカは
自動車を製造するのみならず、モビリティーサービス(MasS:
Mobility as a service)提供への転換も急務と
なってきた。企業連携は自動車関連業界だけではなく異業種間でも
急速に進み、MaaSを軸としたスマートシティー構想の実現に
むけた動きも本格化し始め、まさに政府の提唱するSociety5
実現に向かっていくのである。
本セミナーでは、SDG’sでもあがっているように、CO2低減は
待ったなしの緊急課題であり、自動車メーカは有るべき規制値を
想定し、HVを主軸とした次世代車展開が必要であることを説明する。
つぎに、MaaSに繋がる新たな開発要素であるCASE
(コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化)に関して、
コネクティッドが非常に重要な役割を果すこと、自動運転に関しては
安全安心を確保するために、交通インフラ、道路環境整備が必要で
あることを解説する。最後に、現在検討が進むMaaSは、
今後スマートシティー構想につながっていくが、その中で日本企業は
米国、中国連合にどのように立ち向かっていくか解説していく。
<第1章>CO2低減は待ったなしの緊急課題
1.世界のCO2排出と気候変動への影響
2.国・地域別CO2排出量とセクター別CO2排出量
3.世界のCO2排出量トレンドと今後の削減量予測
4.世界の1次エネルギー消費とCO2排出への影響および
今後の削減量予測
5.電力・自動車セクターにおけるエネルギー多様化の動向
6.自動車の改良に伴うエネルギー消費効率改善と今後の石油消費量削減予測
7.電力セクターのエネルギー消費動向と今後の削減量予測
<第2章>将来の次世代車の主軸とパリ協定CO2目標を達成する
ための各国・地域のあるべき規制値
1.世界の新車販売台数と地域・国別の販売台数予測
2.2050年のCO2排出量予測と
パリ協定目標を達成するためのあるべき規制強化案
3.技術完成度からみた次世代車導入優先順位
(HV、PHV、EV、FCV)
4.世界の自動車のセールスミックス(~2050年)と
投入すべき技術
5.パリ協定CO2自主目標達成の可能性
6.世界最大市場の中国の自動車動向
7.中国の推し進める自動車のロードマップ
(省エネルギー車、新エネルギー車)
8.周主席が考える自動車の国家戦略
(新カテゴリーの低速小型EV)
9.各国・地域ごとのセールスミックス(~2050年)
10.セールスミックス実現に向けた3つの重点課題
11.将来モビィリティーの棲み分け
(航続距離、商用・乗用、コスト、ニーズ・・・・)
<第3章>Society5につながるMaaS実現のために
CASEの果たすべき役割
1.モビリティーのSociety5にむけたデジタル革命
2.CASE、MaaSそれぞれの関連とスマートシティーへの繋がり
3.コネクティッドカーから取得する情報とエンドユーザーへの提供
4.エッジコンピューティングとクラウドコンピューティングの
使い分けによる処理の分散
5.ブロックチェーンと情報銀行による自動車間の情報共有と
コネクティッドカー情報の売買
6.レイヤーで整理した自動車とCASEの関係
7.ADAS(先進運転支援システム)から自動運転への進化
8.自動運転のレベルと課題
9.自動運転実現に向けた2つのアプローチ
10.自動運運転のあるべき姿
11.自動運転の市場導入率予測
<第4章>MaaS突入に向けた企業連携と
その先に繋がるスマートシティー構想
1.企業連携の狙いと形態
2.MaaSを全方位で進めるために必要な技術連携のあるべき姿
3.トータルシステムを構築するための提携戦略
4.中国政府主導型の提携戦略に日本連合で対抗
5.スマートシティーコンセプトとは
6.大都市、地方都市、郊外、僻地におけるモビィリティーの
位置付けとそれぞれに応じた道路環境整備の必要性
7.スマートシティー実現に向けた構想
<まとめ>
[PROFILE 藤村 俊夫(ふじむら としお)氏]
1980年に岡山大学大学院工学研究科修士課程を修了し、トヨタ
自動車工業入社。入社後31年間、本社技術部にてエンジンの設計
開発に従事し、エンジンの機能部品設計(噴射システム、触媒
システムなど)、制御技術開発およびエンジンの各種性能改良を
行った。2004年に基幹職1級(部長職)となり、将来エンジンの
技術開発推進、将来エンジンの技術シナリオ策定を行う。
2011年に愛知工業大学工学部に出向(その後2015年に転籍)
し、機械学科教授として熱力学、機械設計工学、自動車工学概論、
エンジン燃焼特論の講義を担当。2018年4月より愛知工業大学
工学部客員教授となり、同時にTouson自動車戦略研究所を
立ち上げ、PwC Japan自動車セクター顧問をはじめ数社の
顧問を兼任。博士(工学)
活動(研究歴、所属学会、著書など)自動車技術会 代議員/論文
校閲委員、日本機械学会 本年3月までエンジンシステム研究会主査。
2001年「ディーゼル新触媒システム(DPNR)」で日経BP賞
技術賞エコロジー部門賞受賞、2003年「ディーゼルPM、
NO×同時低減触媒システムDPNR」で日本機械学会技術賞受賞。