今、急性期病院の経営に求められる3つの視点と実現可能で骨太な経営戦略 | 新社会システム総合研究所 公式ブログ

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本格的な病院大再編時代が始まっている

今、急性期病院の経営に求められる3つの視点と実現可能で骨太な経営戦略

「急性期病床機能の定義(重症度、医療・看護必要度I・II)と機能分化」

「機能評価係数IIの向上策」

「PFM(Patient Flow Management)の

仕組みを通した医療・介護連携」

http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_18211.html

 

[講 師]

株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン

代表取締役社長 渡辺 幸子 氏

 

[日 時]

2018年6月21日(木) 午後1時~4時

 

[会 場]

紀尾井フォーラム

千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F

 

[重点講義内容]

本格的な病院大再編が既にスタートしています。2018年度の

診療報酬・介護報酬の同時改定、国民健康保険の財政都道府県単位化、

新たな医療費適正化計画の実施―などの重要なイベントが重なり

18年度は「惑星直列」とも呼ばれています。

病院の経営陣が今後の経営を議論する上で重要なことは、

(1)地域における自病院のあるべき姿について、感覚論をなくし

   多角的なデータで徹底的に議論する

(2)2025~35年の人口動態を見据え、

   長期的視点での病床機能と介護連携を考えること です。

 

今年度の改定では、急性期病床機能の測定のひとつとしてEFファイルを

用いた「重症度、医療・看護必要度II」が導入されました。

ただ、「必要度II」をシミュレーションし「必要度I」と比較して

“どちらを選択するか”という議論だけでは本質的な自院の病床機能が

見えてきません。まずHファイルとEFファイルの“データの精度”を

上げることが必須です。さらに重要かつ本質的な思考は「重症度、

医療・看護必要度」から急性期を脱した患者の転棟・転院タイミングを

計り、急性期疾患の在院日数をマネジメントする。そしてこれらを踏まえ、

来たる人口構造の変化と地域全体の急性期、回復期、療養のニーズを

みすえ、自院の病床機能を定義することです。

暫定調整係数がなくなった今、「機能評価係数II」はDPC病院に

とってますます重要な指標となりました。「機能評価係数II」は

急性期度合いを計るバロメーター(通信簿)です。通信簿の成績を

良くするためには、それぞれの指標において厚労省が意図する仕組みや

定義を理解し、カイゼンが可能な効率性・カバー率・救急医療係数などについて、

DPCデータでベンチマーク分析することで自院の課題を検証し向上策を

特定するのです。

2018年度の診療報酬改定では、入院前から「患者の入院生活、さらに

退院後の生活」を見据えた支援を行う「入院時支援加算」が新設され、

外来から入院、退院、在宅までを通して患者のマネジメントを行う

PFM(Patient FlowManagement)が、

診療報酬でも評価されることになりました。この視点のもとに、

「医療」と「介護」の前方・後方連携を通し院内でPFMを仕組み化する

ことで一気通貫の患者フローを構築し、患者満足度の向上だけでなく

各種加算の算定率向上につなげることも急性期病院にとって

重要なマネジメントとなります。

本格的な病院大再編時代には、病院経営において、感覚論も小手先の

テクニックも通用しません。院内で今後の自病院のあるべき姿を

徹底的に議論し、院内の全職員の行動変容や中長期的な病床戦略につながる、

実現可能で骨太な経営戦略の立案が求められています。

 

1.病床機能をどう定義するか

 (1)重症度、医療看護必要度IIのシミュレーション

 (2)重症度、医療看護必要度のデータ精度向上

 (3)急性期を脱した患者の転棟・転院タイミング

 (4)将来人口構造の変化をみすえた病床機能

 

2.機能評価係数IIの向上

 (1)機能評価係数IIの重要性

 (2)効率性・カバー率・救急医療係数の仕組みと定義

 (3)他病院とのベンチマークからみえる自院の改善課題

 

3.PFM(Patient Flow Management)

 (1)「医療」と「介護」の前方・後方連携をさらに進化

 (2)患者満足度向上と付随する加算

 (3)手術待ちと三次救急の増患ポテンシャル

 

4.質疑応答

 

 

[PROFILE 渡辺 幸子(わたなべ さちこ)氏]

慶應義塾大学経済学部卒。米国ミシガン大学で医療経営学、

応用経済学の2つの修士号を取得。

帰国後、日本ジョンソン&ジョンソン社の

病院コンサルティング事業部などを経て、2004年3月、

グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン設立。

800病院を超える急性期病院の分析を実施、250病院の

経営分析システム「病院ダッシュボードχ(カイ)」と700病院の

DPC分析ソフト「EVE」を提供。急性期病院のクライアントは

300病院を超える。

代表著書 『“患者思い”の病院が、なぜつぶれるのか?』(幻冬舎)

『日本医療クライシス「2025年問題」へのカウントダウンが始まった』(幻冬舎)

グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン ホームページ

http://www.ghc-j.com/