NHK「一人勝ち」の放送界の行方 潤沢な財源を背景に同時配信、AI、データ解析・利活用 | 新社会システム総合研究所 公式ブログ

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【インターネット化が加速するNHKビジョン第2ステップ】

NHK「一人勝ち」の放送界の行方

~潤沢な財源を背景に同時配信、AI、

データ解析・利活用などへの投資拡大~

http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_18146.html

 

[講 師]

立教大学 社会学部メディア社会学科 教授 砂川 浩慶 氏

 

[日 時]

2018年4月20日(金) 午後2時~4時

 

[会 場]

紀尾井フォーラム

千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F

 

[重点講義内容]

NHKは今年1月、2018年度予算とともに、2018~2020年の

経営計画を発表した。その文言に派手さはないが、収入7000億円を

超え、最高裁判決も受信料体制にお墨付きを与えた。新たな放送センター

建設も自前で行える健全財政だ。今年からは4K8Kの本放送も実施し、

技研展示では地上での8K放送も視野に入れる。インターネットへの

テレビ同時配信も放送法改正は具体化していないが、着々と準備を

進めている。番組面でも、政権寄りの報道への批判はあるが、番組は

支持を集め、AI・ビックデータ解析の多用やホームページでのデータ

公開など、もはやインターネット企業化し、民放との差は広がるばかりだ。

ここに来て、肥大化どころかBSなどのさらなる伸びしろを抱え、

投資規模は拡大を続ける。

このように、一見すると好循環でNHK「一人勝ち」の様相を見せる

放送界。NHKの動きを軸に、民放の対応、動画配信の動き、さらに

周波数再編など最近の動きも交え、これからの放送について考える。

 

1.NHK「一人勝ち」の状況認識

 (1)3ヵ年経営計画

 (2)BBCなど他の公共放送との比較

 (3)データでみる「一人勝ち」

 (4)全国地域放送局の強み

2.ネット同時配信の実現性

 (1)ネット同時配信の課題

 (2)動画配信をめぐる動き

 (3)2020年の迎え方

3.4K8K本放送とその後

 (1)4K8K放送の課題

 (2)地上波での実現は?

4.通信と放送の融合論議、再び?

 (1)NHK通信進出の捉え方(子会社の動向がカギ)

 (2)周波数再編議論の狙いとは?

 (3)これからの放送

5.質疑応答/名刺交換

 

[PROFILE 砂川 浩慶(すなかわ ひろよし)氏]

1963年 沖縄生まれ。1986年 早稲田大学教育学部卒。

同年 (社)日本民間放送連盟に入り、放送制度、著作権、

地上デジタル放送などを担当。2006年3月に退社し、

同年4月から立教大学社会学部メディア社会学科准教授。

2016年4月から現職。主な研究テーマは、放送制度・産業論、

コンテンツ流通論、ジャーナリズム論など。

主な論考に、「放送法を読みとく」(2009.編著、商事法務)、

「地上テレビ放送のデジタル化」(2007.『放送ハンドブック』

日本民間放送連盟編)、「日本の放送制度」(2001.『放送制度の

現代的展開』有斐閣)など。2016年4月に集英社新書から

「安倍官邸とテレビ」刊行予定。

 

<関連セミナーのご案内>

4月12日 製作委員会契約の利活用と今後の課題

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_18123.html

4月19日 キャッチネットワークの事業戦略とモバイルへの取組み

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_18119.html

4月25日 地方局再編プランへ対抗する逆転の発想

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4月26日 大分ケーブルテレコムの地域密着経営

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_18134.html