精神科医療をめぐる環境変化への対応 | 新社会システム総合研究所 公式ブログ

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精神科医療をめぐる環境変化への対応と
未来志向型経営への新たな挑戦

http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_17185.html

[講 師]
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 社会精神保健研究部 部長 伊藤 弘人 氏

特定医療法人寿栄会 有馬高原病院
法人本部 理事・本部長 鈴木 実 氏

[日 時]
2017年5月27日(土) 午後1時~4時10分

[会 場]
紀尾井フォーラム
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F

[重点講義内容]
<1>超高齢化社会における精神科病院
   :グローバルに考えローカルな成功を目指す
伊藤 弘人 氏 【13:00~14:30】

保健・医療・介護・福祉の同時改定まで11ヶ月あまりとなった。
この同時改定にとどまらず、今後も持続可能な社会保障制度の構築に
むけた改革が加速化することは間違いなく、突然ともいえる
政策変更への対応にも準備する必要がある。医療政策の方向性に
対応した精神科医療機能とは何か。どのような準備が必要なのか。
国内外の政策動向を概観しながら、超高齢化社会における
精神科病院について考え、いくつかの組織的対応の方向性を示唆する。

1.精神科医療政策
2.危機管理
3.精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
4.誰一人として取り残されてはならない
5.高齢者雇用
6.質疑応答

<2>精神科医療のパラダイム転換を起こした
   未来志向型の精神科病院の経営
   ~「ありまこうげん未来構想プロジェクト」の取り組み~
鈴木 実 氏 【14:40~16:10】

医療介護福祉における施設サービスは、医療保険や介護保険だけでは
経営が成り立たない時代を迎えている。現存する法人施設、
地域の資源をどう組み合わせて、地域完結型の施設サービスを
導いていくのか検証する。国の方針である「地域包括ケアシステム」を
推進することが当院でできるのか。赤字経営をしていた病院の挑戦は、
ビジョンを明確にすることから始まった。地域とのかかわりを
テーマに法人が取り組んできた様々な事業活動をお伝えする。

1.赤字経営からの脱却
 ・なぜ経営がうまくいかなかったのか?
  経営指標を基に現況把握から改善策を明確にする

2.パラダイム転換
 ・社会構造の変化を理解する(ワークシフト・ライフシフトの考え)
  国の財政、保険制度、人口動態、働き方、いのち、
  すべての価値観が変わる

3.「ありまこうげん未来構想プロジェクト」の取り組み
 ・CSVの概念、産学連携活動から見える病院経営
  なぜ地域活動が大切なのか?地方創生プロジェクトへの
  参加から地域の資源となる

4.当法人における地域包括ケアシステムの在り方
 ・まだ間に合うのか? 病棟機能分化と病床計画
  サービス提供者側の理屈では事業は成り立たない。
  精神科医療ニーズ、地域医療ニーズは何か?
  当法人における地域包括ケアシステムの推進が法人事業の発展につながる

5.未来志向型精神科病院の経営
 ・法人組織運営での新たな挑戦/まとめ
  2020年、創立50周年に向けて新たな法人事業運営が始まった。
  グループ全体で情報共有を図り、ボトムアップから新たなアイデアが生まれた。
  経営者も職員も進むべき方向性が一致するまでの組織改革について解説する。

6.質疑応答


[PROFILE 伊藤 弘人(いとう ひろと)氏]
1991年 東京大学大学院 医学系研究科博士課程修了(保健学博士)
1995年 日本医科大学医療管理学教室助手(翌年講師)
1998年 厚生労働省入省
      国立医療・病院管理研究所 医療経済研究部 主任研究官
      (国立社会保障人口問題研究所併任)
2002年 国立保健医療科学院 経営科学部 サービス評価室室長
      (国立社会保障人口問題研究所併任)
2004年 厚生労働省 大臣官房厚生科学課 科学技術調整官
2006年 現職(途中組織改組・名称変更あり)
(併任:1998年~1999年
  ハーバード大学医学部精神医学教室客員共同研究者:マクリーン病院)
(併任:2011年~現在 山梨大学医学系研究科客員教授:連携大学院)
公益社団法人医療・病院管理研究協会 理事/日本医療病院管理学会 
学術情報委員会担当理事・委員長(日本医学会分科会用語委員)/
日本循環器学会、日本精神神経学会等、日本医療機能評価機構評価調査者/
厚生労働省各種委員会委員 等を歴任。
著書に「精神科医療のストラテジー(2002年・医学書院)」/
「エビデンスから迫る循環器疾患とうつ(2012年・南山堂)」等がある。

[PROFILE 鈴木 実(すずき みのる)氏]
東京テザイン専門学校建築学科を卒業後、学校法人日本医科大学に入職し、
附属病院事務職員として勤務する。病院新棟建築プロジェクトに参画し、
病院建物や設備等の建築プロジェクトに参画、同時に医療機器の購入、
備品等の調達業務を担当する。その後、医療事務、社会保険事務、経理、
人事等に従事する。病院機能評価やオーダリングシステムなど病院組織に
おける業務改善に積極的に取り組んでいる。医療業界34年の経験の中で、
7つの医療機関に所属し、4つの病院建築に携わっている。
また、労働組合対策、医療訴訟対応など病院組織マネジメントまで
幅広く活動している。現在は特定医療法人寿栄会有馬高原病院で
理事・法人本部長として従事し、病院・老健・訪問看護ステーション・
診療所・特養等の法人グループ全体の経営責任者として勤務している。
また、法政大学経済学部卒業後、同大学院で経営学
(人材組織マネジメント領域)を専攻。
2014年3月、医師の労働市場に関する研究活動でMBAを取得。
現在も病院組織・労働市揚における研究活動を継続している。