内閣府・AICE/トヨタ・ホンダ
SIP革新的燃焼技術・AICEの取組みと
トヨタ・ホンダの次世代パワートレイン
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_17087.html
[講 師]
内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付
参事官(エネルギー・環境担当) 田中 紀彦 氏
日産自動車株式会社 パワートレイン開発本部
AICE運営委員会 委員長 木村 修二 氏
トヨタ自動車株式会社 パワートレーンカンパニー
エンジン先行設計部 部長 友田 晃利 氏
株式会社本田技術研究所 第3技術開発室 上席研究員 新里 智則 氏
[日 時]
2017年2月22日(水) 午後1時~5時
[会 場]
AP新橋虎ノ門
東京都港区西新橋1-6-15 NS虎ノ門ビル
[重点講義内容]
◆産学官連携の取組み◆
<1>SIP革新的燃焼技術の取組みについて
田中 紀彦 氏【13:00~13:55】
「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」は、
我が国の経済再生、産業競争力強化等の重要な施策の柱として、
平成26年度の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)において
創設された。SIPは、府省庁の枠を超えた重要な課題について、
基礎研究から実用化・事業化までを見据えて一気通貫で研究開発を
進める特徴を持っている。
本講演では、SIPの概要と、CSTIがSIP重要課題の
ひとつとして選定した「革新的燃焼技術」について、
その取組み状況等を説明する。
1.戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)について
2.SIP革新的燃焼技術の目的
3.SIP革新的燃焼技術の最近の成果
4.SIP革新的燃焼技術の今後の取組み
5.質疑応答/名刺交換
<2>AICE発足3年、‘産学官連携’の成果と今後の展望
木村 修二 氏【14:00~14:55】
産学官連携による日本の産業力向上と世界をリードする技術者育成を
狙いとして、2014年、日本で始めて、乗用車を開発する日本の
全自動車会社が参加する『自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)』が
誕生した。まもなくAICE誕生から3年が経過、これまでいろいろな
活動を通して、多くの成果が出ている一方で、2019年度からの
AICEの新たな活動に向けての検討が進んでいる。
本講演では、これまでの活動内容を通し産学官の連携の必要性と
その成果、そして、今後の展望について紹介する。
1.AICEとは?
2.設立までの歩み
3.AICE設立を支えた原動力
4.活動概要と成果
5.‘日の丸産学官連携’の成長に向けた今後の取組み
6.質疑応答/名刺交換
◆次世代パワートレイン技術紹介◆
<3>内燃機関の熱効率向上への取組み
友田 晃利 氏【15:05~16:00】
各国・地域でのCO2規制と低燃費への要望が高まる中で、
内燃機関はハイブリッドなどの電動化技術と共に進化をしていく。
個社の競争領域での研究開発の内容を、最新のエンジンの
研究成果の報告から、さらに熱効率を高めていくための将来の
方向性を考察し、その展望を紹介する。
1.社会における自動車会社の役割
2.トヨタの考えるパワートレーンの将来
3.熱効率向上を実現する新燃焼コンセプト
4.更なる熱効率向上に向けた次世代の燃焼技術
5.まとめ
6.質疑応答/名刺交換
<4>HONDAのパワートレイン概要および燃焼技術研究
新里 智則 氏【16:05~17:00】
自動車のパワートレイン対する環境性能要求が高まる中で、
ホンダはCO2削減とお客様価値の両立を目指し、
電動化と内燃機関の進化の両面で技術開発を続けている。
本講演の中では、ホンダのパワートレイン戦略の一環として
2016年に量産化されたNSX、FCEV、ダウンサイジング
ターボエンジンの技術概要を紹介し、あわせて内燃機関の
熱効率向上に向けて取組みストイキ燃焼で正味熱効率45%を
達成した燃焼研究の成果の一部を報告する。
1.環境要求とホンダのパワートレイン戦略
2.V6 3.5L&HEVを搭載したNSXパワートレイン
3.5人乗りセダンを実現したFCEVパワートレイン
4.新型1.0L -3気筒ターボエンジンの技術紹介
5.熱効率45%を達成した燃焼要素技術の研究成果
6.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 田中 紀彦(たなか のりひこ)氏]
1988年 環境庁(現環境省)入庁
2008年 国土交通省自動車交通局技術安全部環境課地球温暖化対策室長
2010年 財団法人環日本海環境協力センター常務理事
2012年 環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室長
2013年 厚生労働省健康局水道課水道水質管理官
2014年 日本環境安全事業株式会社中間貯蔵事業準備室長
2015年 中間貯蔵・環境安全事業株式会社管理部長
2016年 現職
[PROFILE 木村 修二(きむら しゅうじ)氏]
1983年4月、日産自動車株式会社に入社。
その後、パワートレイン開発本部に異動し、
2004年ディーゼルエンジンの企画、部品開発、性能適合の主管、
2008年エキスパートリーダー、2010年プログラムダイレクター、
2013年パワートレイン計画部部長を歴任。
2016年4月、運営委員会委員長に就任し、現在に至る。
[PROFILE 友田 晃利(ともだ てるとし)氏]
1988年、トヨタ自動車へ入社、直噴ガソリンエンジンの先行開発に従事。
2003年 3.5L V6直噴(D-4S)エンジンの量産開発、
2005年ディーゼルエンジンの先行開発に従事。2015年より現職。
日本機械学会、自動車技術会、日本燃焼学会の各学会活動も行う。
[PROFILE 新里 智則(にいざと とものり)氏]
1984年 東京工業大学工学部卒業/株式会社本田技術研究所入社。
初代ホンダVTECエンジンの動弁系開発をはじめ、
直4-2リッター、V6-3.5リッターなどのガソリンエンジンの
骨格部品開発を担当。2011年から3年間ドイツ駐在。
欧州パワートレインの技術動向調査、戦略検討を担当。
2015年より現職にて内燃機関の新技術開発を担当。