文部科学省/NTT/ドワンゴ/Preferred
Networks
人工知能(AI)・IoTが実現する近未来と事業機会
~科学技術基本計画、Siri、しゃべってコンシェル、
Pepper、ディープラーニング、全脳アーキテクチャ~
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_15052.html
[日 時]
2015年2月17日(火) 午後1時~5時
[会 場]
紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
[重点講義内容]
<1>科学技術予測調査 ICT・アナリティクス分野の政策動向
小笠原 敦 氏/七丈 直弘 氏【13:00~13:55】
文部科学省では2016年度から始まる第5期科学技術基本計画の
策定に資する科学技術予測調査を4000名規模の大規模調査として
行った。その結果から見られる今後の科学技術の方向性と、
ICT技術の発展によるデータサイエンス、ビッグデータの社会への
インパクト、シンギュラリティに向かって行く人工知能、
それに対応した脳科学等も含めて今後の展望と課題を紹介する。
1.第10回科学技術予測調査の概要
2.科学技術の発展から見られる将来像
3.ICT技術の今後の展望と課題
4.第5期科学技術基本計画の策定に向けて
5.質疑応答/名刺交換
<2>対話処理技術の現状と課題
東中 竜一郎 氏【14:00~14:55】
Siri、しゃべってコンシェル、Pepperなど、対話機能を
備えたコンピュータが普及しつつある。このようなシステムが
どのように対話を実現しているのか、今どのような対話システムが
目指されているのか、現状と今後の課題と方向性について解説する。
1.対話システムの歴史と概要
2.しゃべってコンシェルにおける質問応答技術
3.雑談対話技術
4.国内外の研究開発動向
5.今後の課題と方向性
6.質疑応答/名刺交換
<3>IoTを加速するディープラーニングの新化
西川 徹 氏【15:05~16:00】
Internet of Things(IoT)の発展により、
機械が生成するデータの量は爆発的に増え、多様な特徴・形式をもつ
データが生み出されている。この大規模かつ多種多様なデータを
処理する為、近年、機械学習技術に大きな注目が集まった。
特に“深層学習”と呼ばれる分野が急速な発展を見せ、成熟しつつ
ある。一方、データの価値を高め活用する為には「すべてのデータを
クラウドに集め分析する」という現在のアプローチには限界がある。
我々は、自律分散的に高度な分析処理を行う『エッジヘビー
コンピューティング』を提唱している。本コンセプトと我々が
コンセプトの実現をどの様に目指すのか、展望を紹介する。
1.ビッグデータからIoTへ
2.既存コンピューティングの限界
3.機械学習技術の発展
4.機械学習と分散コンピューティング
5.新しいプラットフォームの創出
6.IoTが実現する世界
7.質疑応答/名刺交換
<4>汎用人工知能を実現するアプローチとしての
全脳アーキテクチャ
山川 宏 氏【16:05~17:00】
人工知能(AI)は、個別の問題領域に特化すれば、すでに人を
凌駕することは珍しくない。むしろ、真のAI実現の困難さは、
経験を積みさえすれば多様な問題領域に対処できる汎用性の
獲得である。本来こうしたAIは脳に似せる必然性はないが、
神経科学知見が急増する今、唯一の実例である脳は、研究開発の
方向性を揃えるコンパスとして有用である。そこで脳を多種の
機械学習装置を統合したシステムとしてAIを設計する
全脳アーキテクチャの研究を紹介する。
1.特化型人工知能
2.汎用人工知能(AGI)
3.全脳アーキテクチャ
4.技術的特異点
5.深層学習による表現獲得
6.知識獲得ボトルネック
7.今後の展望
8.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 小笠原 敦(おがさわら あつし)氏]
東京大学大学院 工学系研究科博士課程。1988年 ソニー(株)
超LSI研究所 入所。SOI-MOSデバイス、SRAMの
研究に従事。その後CD、MD用AlGaAs系半導体レーザ、
DVD用AlInGaP系半導体レーザの研究・開発、Photo
IC/LSIの研究・開発、ゲーム機(プレイステーション)用
半導体レーザ集積デバイスの研究・開発等を経て本社R&D戦略部
シニアR&Dマネジャー、CTO補佐を歴任。2000年より
科学技術庁 科学技術政策研究所(当時)に転じ、文部科学省
科学技術政策研究所第一研究グループ、第四調査グループを経て、
2004年~2011年 経済産業省/(独)産業技術総合研究所
ナノ電子デバイス研究センター 主任研究員、イノベーション
推進本部総括主幹、つくばイノベーションアリーナ推進部総括主幹、
2005年~2008年 立命館大学大学院 理工学研究科/
テクノロジーマネジメント研究科/経営学部教授、2011年~
(独)理化学研究所 研究コーディネーター。2012年12月より
文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター長、
現在に至る。【主な著書】日本の産業システム3巻「サイエンス型
産業」、NTT出版(2003)、「イノベーションと競争優位」、
NTT出版(2006)、「イノベーション創出の方法論」、
工業調査会(2007)など。
[PROFILE 七丈 直弘(しちじょう なおひろ)氏]
東京大学 理学部数学科卒業、同大学院 工学系研究科
システム量子工学専攻修士課程・博士課程修了。博士(工学)。
東京大学大学院 情報学環・准教授、早稲田大学高等研究所・
准教授を経て、2012年12月より文部科学省 科学技術・
学術政策研究所 上席研究官。【主な著作】「浜松ホトニクス
における研究開発力の源泉」一橋ビジネスレビュー、2013冬号
(招待論文)2013-12、「パスツール型科学者による
イノベーションへの挑戦:光触媒の事例」一橋ビジネスレビュー、
2013冬号(招待論文)、「『政策のための科学』への貢献:
社会学からのアプローチ」研究 技術 計画、Vol.27、
No.3/4、pp.197-209など。
[PROFILE 東中 竜一郎(ひがしなか りゅういちろう)氏]
2001年 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 修了。
2001年 日本電信電話(株) 入社。博士(学術)。
NTTメディアインテリジェンス研究所にて勤務。
専門は対話システム、質問応答システム。しゃべってコンシェルの
質問応答機能の研究開発や「ロボットは東大に入れるか」の
プロジェクトに携わる。
[PROFILE 西川 徹(にしかわ とおる)氏]
IPA2005年 上期未踏ソフトウェア創造事業「抽象度の高い
ハードウェア記述言語」開発代表者。2006年 第30回ACM/
ICPC世界に出場し、その仲間と共にPreferred
Infrastructureを設立。2007年
東京大学大学院修了。2013年 情報処理学会ソフトウェア
ジャパンアワード受賞。2014年 Preferred
Networksを設立、代表取締役兼最高経営責任者を務める。
[PROFILE 山川 宏(やまかわ ひろし)氏]
1987年 東京理科大学 学部物理学科卒業。1989年
東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了。
1992年 東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻
博士課程修了。1992年 (株)富士通研究所 入社。1994年
同社から通産省リアル・ワールド・コンピューティング・
プロジェクトつくば集中研に出向。1997年
(株)富士通研究所に帰任。2014年 (株)ドワンゴ
人工知能研究所 所長。現在に至る。全脳アーキテクチャ勉強会
発起人の一人。汎用人工知能研究会の発起人の一人。専門は、
人工知能、特に、認知アーキテクチャ、概念獲得、
ニューロコンピューティング、意見集約技術など。工学博士。