病院の医療材料マネジメント
-病院経営から見た医療機器・医療材料管理の実践-
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_13285.html
[講 師]
東京女子医科大学
医学部 医療・病院管理学教室 教授 上塚 芳郎 氏
京都第二赤十字病院 消化器副部長・医療情報室長
物品購入最適化プロジェクトリーダー 田中 聖人 氏
社団法人全国社会保険協会連合会 事業部付主事 木内 雅人 氏
日本文化厚生農業協同組合連合会 理事・業務統括参事 木内 健行 氏
[日 時]
2013年10月4日(金) 午後1時~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
<1>病院経営の視点から見た医療機器・医療材料管理
上塚 芳郎 氏【13:00~13:55】
病院の収支改善には、収益を上げることと、経費を削減することが
必要であるが、増収は生易しいことではなく、
人件費の削減は労務問題を孕む。そこで、まず取り組むべきは、
医薬品、医療機器・医療材料費の削減である。
1.医療材料のコスト削減、何からはじめるべきか?
2.特定保険医療材料と消耗品、どちらが削減効果が大きいか?
3.流通システムの何が費用削減を阻害しているのか?
4.敵は内にあり、味方を増やせ
<2>医療材料標準化の成果と課題
田中 聖人 氏【14:00~14:55】
医療療材料に係る費用は病院支出の25%を占める。
これとほぼ同等の薬剤費の支出が良い医療には不可欠である。
新しい技術が年々発見され実用化される中、良い医療の保持、維持と
医療材料費の正しい抑制は重要かつ不可避な問題である。
当院では一般消耗品にとどまらず、専門領域まで広く標準化を
行っている。臨床サイドとの連携をいかに行って行くかを
テーマとして今回の講演を行いたい。
1.標準化に向けた実践と問題点
2.当院における物品購入最適化プロジェクト
3.手術室、中央滅菌センター連携による省力化と削減
4.院内物流 VS 院外SPD その特徴と選択
<3>全社連(社会保険病院グループ)の医療材料共同購買の取り組み
木内 雅人 氏【15:00~15:55】
医療材料マネジメントの主要目的は、病院の経営効率を上げることと
医療安全の向上に資することだが、なかでも注目されるのが
医療材料の購買価格の引き下げである。
そのための手法として、グループ病院が志向しているのが
医療材料の共同購買であり、グループ病院のみならず、
独立系の大病院や大学病院、地域の中小病院、クリニックに至るまで、
その恩恵に預かる可能性を秘めている。社会保険病院グループの
医療材料共同購買の立ち上げと短期間で実施に至った経緯、
手応えと課題を考察する。
1.全社連の共同購買の取り組み経緯
2.病院経営におけるコスト削減策の意義
3.病院の医療材料購買を取り巻く問題点(外部要因と内部要因)
4.全社連が目指す医療材料共同購買の方向性とこれまでの成果
5.購買データ分析から標準品選定までのプロセス
6.標準品の選定プロセスにおける検討事項・シミュレーション事例
7.共同購買実施の手応えと今後の課題
<4>医療材料共同購入の現状と課題
木内 健行 氏【16:05~17:00】
医療材料の共同購入は、1990年代後半から関心が高まりはじめた。
その背景を探るとともに、共同購入とはそもそもどのような
購買方式なのか。どのような形態があるのか。
協同組合手法にも触れながら、共同購入の成立・継続の条件を探る。
厚生連病院グループの共同購入の実践を通して、
現代的課題と将来展望についても言及したい。
1.共同購入とは
2.共同購入成立の条件
3.協同組合原則と共同購入
4.共同購入の実際
5.独占禁止法と共同購入
6.共同購入における流通改革
[PROFILE 上塚 芳郎(うえつか よしお)氏]
1977年 北里大学医学部卒業、東京女子医科大学循環器内科教室入局
1982年 聖隷浜松病院循環器科勤務
1984年 東京女子医科大学循環器内科助手
1988年 医学博士号授与
1997年 東京女子医科大学循環器内科専任講師、
同 医療・病院管理学講師
2001年 ハーバード大学公衆衛生学大学院修士課程修了、
東京女子医科大学医学部医療・病院管理学助教授
兼 循環器内科助教授
2005年 東京女子医科大学医学部医療・病院管理学教授、
同 循環器内科学教授、同 衛生学・公衆衛生学第二講座教授
【学会活動】
日本医療・病院管理学会理事、日本血栓止血学会評議員、
日本医療機能評価機構安全推進ジャーナル企画運営委員
[PROFILE 田中 聖人(たなか きよひと)氏]
1990年 京都府立医科大学卒業、同年 京都第二赤十字病院消化器科
2000年 淀川キリスト教病院
2001年 京都第二赤十字病院消化器科、現在に至る
日本消化器病学会評議員・指導医/日本消化器内視鏡学会評議員・指導医
京都第二赤十字病院 消化器科副部長/医療情報室長/
医療社会事業部副部長/物品購入最適化プロジェクトリーダー/
日赤購買研究会委員
[PROFILE 木内 雅人(きのうち まさと)氏]
1983年 安田信託銀行(現 みずほ信託銀行)入社
銀行の主計・管理会計・経営企画、事業法人向け融資の営業・企画・審査、
プロジェクトファイナンスの実行・審査、新金融ビジネスの立ち上げ等に従事
2000年 松井証券のシステム開発・運用会社 取締役~代表取締役専務
2007年 三菱商事の病院・介護事業者向け経営コンサル&投融資会社 取締役
2011年 全国社会保険協会連合会 事業部付主事(現職)
[PROFILE 木内 健行(きうち たけゆき)氏]
1982年 日本文化厚生農業協同組合連合会に入会、
医薬品課・医療資材課・業務課配属
1996年 関東地区厚生連医療資材共同購入委員会事務局長
2001年 厚生連医療材料全国共同購入委員会事務局長・
厚生連院内感染予防対策研修会事務局長
2004年 日本文化厚生農業協同組合連合会業務部長
2008年 同 理事
2011年 同 業務統括参事
日本医療メディエーター協会、医療マネージメント学会、
日本農村医学会、関東農村医学会、農業・農協問題研究所 会員