安倍政権の成長戦略「ICTによる医療レベルの向上」
JUMP・医療版マイナンバー実現等の最新情報を交え
-ビッグデータを活用したヘルスケア・イノベーション戦略-
ヘルスケアICTを「如何に作るか」から、
蓄積データを「如何に活用するか」へ
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_13217.html
[講 師]
東京大学 政策ビジョン研究センター 教授 秋山 昌範 氏
(独立行政法人医薬品医療機器総合機構 理事長特別補佐)
[日 時]
2013年7月16日(火) 午後1時~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
複数疾患を抱える高齢者が増えている超高齢社会を迎え、
近年の医療法・介護保険法等の制度の改正によって、
病院での在院日数が短縮され、ますます在宅医療・在宅介護の
ニーズや重要性が高まっている。また、我が国のみならず
欧米の先進国でも同時に複数の疾患を持つ高齢者が増加し大きく
医療が変わってきた。そこで、在宅高齢者に対し、
生活行動を記録し、その情報を蓄積・活用するスマートフォン等を
使ったケアサービスや各種センサーを活用した住宅設備を含めた
ケアが構築され、それらのデータが蓄積されてきた。
欧米ではそのビッグデータを解析して研究開発に
使うように進んできた。欧米では、高齢化に関わる問題と
その解決法を開発するためのデータ利活用のために、
EU指令や米国連邦法の改正を行い個人情報保護から
利活用へとシフトした。世界は医療ICTを「如何に作るか」から、
蓄積されたデータを「如何に活用するか」にシフトしている。
本年5月にストックホルムにおいて、スウェーデン皇太子
ご臨席の下、各国保健大臣、国会議員、WHO代表、
OECD医療部門代表等、40カ国以上から代表が集まり
ヘルスケアICTの国際会議が開催された。そこでの議論を中心に、
ハーバード大学とカロリンスカ医科大学(スウェーデン)が
主導する国際共同プロジェクトやEUを中心とした国際共同研究、
エストニアにおけるゲノムコホート研究、テレメディスン等の
国際動向について事例を踏まえて具体的に紹介する。
1.超高齢社会での地域包括ケア政策とICT
2.社会保障・税番号制度:マイナンバー制度について
3.最新ICT動向:
クラウド・コンピューティングの国際動向と医療における事例
-医療ICTを「如何に作るか」から、
蓄積データを「如何に活用するか」へ
4.個人情報保護制度とビッグデータの利用~具体的な応用例~
5.エストニア、スロベニア、スウェーデンなどEU諸国、
北米、アジア(インド・中国・シンガポール他)、
アフリカ(タンザニア)における活用事例と我が国への応用
6.我が国における成功の鍵
7.質疑応答
[PROFILE 秋山 昌範(あきやま まさのり)氏]
1983年徳島大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部、
国立四国がんセンター、国立国際医療研究センター等において、
1000例以上の手術等、多くの臨床業務や基礎研究の傍ら、
医師会の情報化や国立病院情報ネットワークの構築など、
我が国の医療IT化の中心的業務を担った。
この間、250例以上の看取りを経験し、地域医療における
在宅連携にIT適応の研究も行っている。
2005年~マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院
客員教授として、ハーバード大医学部と共同で、
フランステレコムとオレンジのヘルスケアIT事業等を
立ち上げた経験を持ち、30カ国以上での招請講演を行っている。
国内での多くの公的役職や研究班の代表研究者を歴任し、
現在WHO本部(ジュネーブ)患者安全研究プロジェクト
リーダーやEUにおける国際共同プロジェクトに参画。
この間、日本医師会、東京都医師会、愛媛県医師会、
新宿区医師会等の医師会や、厚生省、通産省など官公庁で
多くの委員を歴任。
2001年US Department of State
(米連邦政府国務省)短期出張、2003年財団法人医療情報
システム開発センター欧米医療情報システム実態調査団団長。
2005年~2007年度:文部科学省科学技術振興調整費
(科学技術連携施策群の効果的・効率的な推進;医療分野における
電子タグ利活用実証実験)研究代表者、2007年度経済産業省
流通・物流効率化システム開発調査委託費(医療分野における
電子タグの適用調査及び実証事業)検討委員会委員長、
2008年~WHO World Alliance for
Patient Safety(Technology for
Patient Safety)日本代表委員。
現在、総務省、内閣府、地方自治体、等で委員。
本年5月に発足した日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会
(略称JUMP:森田 朗理事長・学習院大学教授、
中央社会保険医療協議会会長)の設立に尽力。