◆主催:SSK 協賛:融合研究所◆
[テーマ]
スマートテレビ戦略2013
~ソーシャル連携とその先にあるもの~
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_12294.html
[講 師]
(株)情報通信総合研究所 主任研究員 志村 一隆 氏
マルチスクリーン型放送研究会 事務局長
((株)毎日放送経営戦略室 マネージャー) 齊藤 浩史 氏
日本テレビ放送網(株) 編成局 メディアデザインセンター
メディアマネジメント部 主任 安藤 聖泰 氏
(株)ジュピターテレコム
ケーブルTV事業部門 商品企画本部長 渡辺 一正 氏
(株)ニワンゴ 代表取締役社長 杉本 誠司 氏
[コーディネーター]
慶応義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 特任准教授 菊池 尚人 氏
[日 時]
2012年11月2日(金) 正午~午後5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
<1>テレビからスマートテレビへ、米国映像事情の最新動向
志村 一隆 氏【12:00~12:40】
世界でテレビは18億台、ネットワーク機器が15億台普及して
いると言われている。今年、世界でテレビは2.6億台、スマホや
タブレットは7億台が、更に普及する。つまり、映像を楽しむ
機器としてテレビの外側に大きな市場が成立している。その市場
にメディアは、どのような戦略を取っているのか欧米の事例を
もとに考察する。
1.中国製スマートテレビの台頭
2.米国通信キャリアの映像戦略
3.米国メディア企業のスマート戦略
4.コンテンツ企業のスマート戦略
<2>放送と通信がシームレスに連携する
マルチスクリーンサービスの実現
齊藤 浩史 氏【12:45~13:25】
2005年あたりに始まった、「放送・通信の融合・連携」論議が
今、大きく意味を変えながら現実味を帯びている。人々はテレビ
を視聴しながらそこから得た情報を基点にネットで検索し、
様々な消費行動を起こすようになってきた。これはすなわち、
かつての「伝送路の融合」が「文脈の連携」に姿を変えながら
定着してきたということにほかならない。在阪民放5局が中心
となり昨年12月に設立された「マルチスクリーン型放送研究会
(マル研)」はテレビ情報を基点とする新しい情報流通基盤の
実用化を目指し活動を続けている。本セッションではそうした
背景からマル研の活動について説明する。
1.テレビメディアの影響力は健在、内在する問題も?
2.スマートテレビの本質とは何か?
3.日本における放送・通信連携サービスのあり方とは?
4.マルチスクリーン型放送研究会の狙い、活動について
<3>放送通信連携の新しい方向性。
ソーシャルテレビ視聴サービス「JoinTV」
安藤 聖泰 氏【13:30~14:10】
JoinTVは、従来の地上デジタルテレビをインターネットに
接続するだけで、テレビ画面に同じ番組を見ているFacebook上
の友人が表示されたり、気になったシーンでリモコンボタンを
押すだけで情報がシェアされたりクリッピングできる新しい
ソーシャルテレビ視聴サービスとして、今年3月より対応番組
を開始した。
10年以上前の技術であるデータ放送で用いられているBML技術と、
最新のFacebookなどのSNSサービスをクラウドテクノロジーで
結合した、新しい形の放送通信連携サービスといえる。
サービスのメインは全てクラウド上で展開されるため、
スマートフォン、タブレットや将来のスマートTVにおける連携も
容易に展開可能である。放送の価値を上げ、新しいサービスへの
展開を目指し取組んでいる。
1.マスメディアとソーシャルメディア
2.JoinTVの概要
3.JoinTVのねらいとソーシャル視聴
4.今後の展開とスマートTVへの展望
<4>J:COMのスマートテレビへの対応
渡辺 一正 氏【14:15~14:55】
単なるインターネットにつながるテレビ、或いはスマホや
タブレットの大画面化ということでもなく、当社運営放送
チャンネルとの連携による新しい視聴スタイルのご提案や、
人的サポートを伴ったホームネットワーク構築支援、更には
各種の生活支援サービスのご提供など、TVメーカーや他の
サービス事業者とは異なる総合的なサービスを行うプラット
フォームとしてのスマートTVを目指してまいります。
1.TVの新たな利用スタイル
2.プラットフォーマーとしての役割
3.J:COMならではの・・・を目指して
<5>ネットソーシャル至上主義のスマートテレビ考察
杉本 誠司 氏【15:00~15:40】
現在、ネットで成功を収めるサービスのほとんどには
ソーシャル機能が盛り込まれ、世はまさにソーシャル
メディア時代と言えます。テレビデバイスのスマート化
においても「ネット接続」「ソーシャル機能」は重要な
ポイントとなっているようです。本講においては、
“niconico”やその他のネットサービスにおけるネット
ソーシャルの本質として必要な要素を分析しながら、
スマートテレビのあるべき姿を、ネット事業者、あるいは
ネットユーザーの視点で想定してみようと思います。
1.ソーシャルメディアが機能する理由についての分析
2.ソーシャルメディア(あるいはネット)によって
作り出されるマーケットの特性理解
3.スマートテレビ(事例)”ねらい”の分析
4.本来求められるべき”スマートテレビ”を想定してみる
<6>パネルディスカッション
【15:50~17:00】
iPhoneやfacebookが象徴するように、ネットサービスは
急速に国際化している。ネットの国際化と軌を一にして、
世界的に広がりつつあるスマートテレビに関して、多様な
角度から検討・議論する。
スマートテレビは、従来のテレビ、ネットのビジネスを
どのように変えるのか。テレビやネットのビジネスモデルや
ビジネスパートナーはどのように変化するのか。同時に、
視聴者はどのようなサービスを求め、新しい文化を創ろうと
しているのか。
●パネリスト:
マルチスクリーン型放送研究会事務局長
((株)毎日放送経営戦略室マネージャー) 齊藤 浩史 氏
日本テレビ放送網(株)編成局 メディアデザインセンター
メディアマネジメント部 主任 安藤 聖泰 氏
(株)ニワンゴ 代表取締役社長 杉本 誠司 氏
●コーディネーター:
慶応義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 特任准教授 菊池 尚人 氏
[PROFILE 志村 一隆(しむら かずたか)氏
1991年早稲田大学卒業、第1期生としてWOWOWに入社。
2001年モバイル視聴者コミュニティを広告ビジネスで運営する
ケータイWOWOWを設立、代表取締役就任。2007年より情報通信
総合研究所で、メディア、コンテンツ、インターネットの海外
動向の研究に従事。2000年エモリー大学でMBA、2005年
高知工科大学で博士号。
著書に『明日のテレビ(朝日新聞出版)』
『ネットテレビの衝撃 ―20XX年のテレビビジネス
(東洋経済新報社)』
『明日のメディア3年後のテレビ、SNS、広告、クラウドの
地平線(ディスカヴァー携書)』
『明日のメディアデジタル(JBPress)』など。
ネットへの寄稿は、TBSメディア総研「あやとりブログ」、
JBPress「ウォッチング・メディア」で読める。
水墨画画家としても活動している。
[PROFILE 齊藤 浩史(さいとう ひろし)氏
1990年神戸大学大学院工学研究科システム工学専攻修了
同年(株)毎日放送入社(主に制作技術部門(映像・照明)において、
ドラマ、バラエディ、ワイドショーなどの番組制作に従事)
2005年神戸大学大学院専門職学位課程現代経営学専攻修了(MBA)
2006年現部署に異動
2011年マルチスクリーン型放送研究会の設立に伴い事務局長に就任。
[PROFILE 安藤 聖泰(あんどう きよやす)氏
1997年日本テレビ放送網(株)入社。研究開発部門にて地上
デジタル放送、ワンセグ放送の立ち上げやインターネット関連
サービスの企画を始めとする放送通信連携サービスに携わる。
早期にソーシャルメディアに着目し、TwitterやFacebookを活用した
企画などを複数担当。2010年よりIT情報番組iCon(アイコン)の
プロデューサー。番組では、地上波としては珍しい様々なデジタル
テーマを取り上げ、わかりやすく視聴者へ伝えると共に、番組を
通じてテレビとFacebookを連携させた新しいソーシャルテレビ
視聴サービス「JoinTV」を立ち上げ、今後のテレビの新しい可能性や
楽しみ方を提案。日本テレビのデジタル戦略やソーシャルメディア
展開を中心としたメディアデザインを行っている。
[PROFILE 渡辺 一正(わたなべ かずまさ)氏
1987年4月 住友商事(株)入社
1996年10月 Sumitronics USA Inc. St.Paul Office マネージャー
2000年3月 米国住友商事会社デンバー事務所ディレクター
2003年3月 日本ワムネット(株)代表取締役社長
2009年7月 (株)ジュピターテレコム営業本部長補佐
2009年12月 同社商品戦略本部長補佐
2010年7月 同社商品戦略本部長
2010年8月 同社商品戦略本部長兼放送事業戦略部長
2012年4月 同社商品企画本部長(現在)
[PROFILE 杉本 誠司(すぎもと せいじ)氏
気象情報会社のウェザーニューズなどを経て、2003年ドワンゴ
に入社。モバイル向けのビジネスツールや電子書籍サイトなどの
新規事業を担当し、メールポータルニワンゴの立ち上げに携わる。
2007年12月社長就任。動画サイト「niconico(ニコニコ動画)」
の運営指揮にあたる。(株)ドワンゴニコニコ事業本部アライアンス
事業部部長兼コーポレート本部広報室長、(株)ニワンゴ
代表取締役社長、(株)スカイスクレイパー取締役。(現任)
[PROFILE 菊池 尚人(きくち なおと)氏
慶応義塾大学経済学部卒業後、郵政省入省。電気通信局等を経て
通信政策局課長補佐にて退官。現在、慶應義塾大学大学院メディア
デザイン研究科特任准教授のほか、女子美術大学非常勤講師、
(社)デジタルメディア協会参与、(社)融合研究所理事、
東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ エグゼクティブ
プロデューサーなどを務める。