なんで
って思うことがよくある
なんで
あたしのことを好きになるんだろーかーとか
なんで
わかってくれないんだろーかーとか
なんで
今自分が歩いているんだろーかーとか。
突然、捕まるのが怖くて怖くて
逃げ出したくなるときがある
人からは逃げられる
お巡りさんとか彼氏とか
バレないようにもできる
親とか世間とか
でも
たましいからは逃れられない
誰かを想うたましいは
どこまでもついてくる
どんなに走っても角を曲がっても公園で休んでからまた走って走ってわけわかんなくなって橋について下を眺めたら線路があってちょうど電車がきたその瞬間にそこから飛び降りてみても
そうたぶん死んでもついてくる
たましいに空間は通用しない
だからどこか物陰でじっと隠れて奴が通り過ぎてしまうまでやり過ごすしかない。
こんなにあたしが逃げるのは
あたしが関わることで誰かが変化するのが怖いから
せっかく築いた関係が壊れる怖さより
誰かに必要とされる方がよっぽど怖い
あたしがいなくてもうまくいく世の中
うまくいく関係
それぞれのせいかつ成り立つライフ
それを眺めてると安心する。
だから都会の夜景が好きだ。