yuki:「マジか」
恐怖は突如としてやってくる。
現在のマンションに移り住んでから
はや10年が経とうとしている…
『そんなことは起こりえない』
『うちだけは大丈夫だ』
という油断が
ゆっくりと
しかし確実に
根付いていた。
あれが
あいつが
ついに
現れてしまったのです
G が!!!
--------
母帰宅
母:「ちょ!!!Gじゃない
」
その声で目覚める![]()
直後
シュウゥゥゥゥーーーーー
大量噴射
yuki:「いた?やったの」
まだ寝ぼけながら。
母:「んーいない?いないの?」
yuki:「いや俺に聞かれても」
父:「何、G?」
いよいよ状況を把握。
覚醒してきた![]()
yuki:「ほんとにいたの?
見間違いじゃないの?
」
母:「たしかにいたわ」
母:「はい、これね」
yuki:「?」
渡されたのはキンチョール
yuki「(これ蝿をヤるやつじゃ…)」
そう。安全神話の夢を見ていた
うちにはGジェットなどの殺傷能力の高い
装備を欠いていたのです![]()
yuki:「ええーーー。
ちょ、マジで?
」
母、夕飯を食べにリビングへ。
父と誰がGの侵入を許したかの
議論がすでに始まっている。
yuki:「マジかー
見間違いじゃないの
」
現実逃避。
しかし安心して眠り続けることなどできない。
10年ぶりにヤツの殲滅に全力であたることを決意![]()
yuki:「どこだよぉ」
細心の注意で捜索にあたる。
部屋には恰好の隠れ場所が
随所にある。
yuki:「クソウ、片付けなきゃ
発見がおくれる」
普段の怠惰っぷりを恨みながら
隠れ場所になりそうな
ところからあらゆるものを
隣の部屋に移す![]()
その際もバックアタックをさけて
尋常ではない頻度で
背後を確認。
yuki:「いない。
やっぱりいないんじゃないか
」
ひととおり移転作業を終えたところで
掃除機を導入。PC机を動かしたので
ついでに掃除![]()
yuki:「(クソゥ。きっと見間違いだったんだ・・・)」
そんな心の声を聞き逃さなかったのか・・・
衝撃のエンカウント。
くろいあいつがあらわれた ×1
で、でかッ
完全に最終形態じゃないかッ![]()
yuki:「い、いたぁあああーーーー
」
掃除機を両手持ちしていたため
初動に遅れが出る。
あわててキンチョール(片手)を装備。
しかし一瞬のすきに
ヤツは前方のベッドの下方へ。
yuki:「ちょ、そんなとこに
いかれたら・・・」
そう。安眠などできるはずもなく
確実にしとめなければならない![]()
yuki:「しまった、ベッド脇の
CDケースを動かしてない!」
ヤツはこちらの不手際を
嘲笑するかのように
消えていく。
yuki:「チィぃぃッ
」
ヤツの逃亡を許してしまった
自分の不手際を責めながら
いまやただの障害となっている
CDケースをひっぱりだす
直後。
ガササササッ
くろいあいつがあらわれた ×1 (2回目)
yuki:「ぎゃああああああああああ
」
悲鳴と共に噴射![]()
しかし殺傷能力で劣る
キンチョールではすぐに効かない。
ヤツは速度を増して
こちらに向かってくる。
yuki:「前に出るからッ」
ほんとうに効き目があるのか
疑いながらも、いまは
こいつだけが、この一本が頼りなのだ
ぷしうううう
まだ続く。
ヤツの足取りは乱れ
部屋から追い出すことに成功。
第一発見場所となる玄関へ戻り
悶絶し始めている。
しかしその悶絶っぷりが
生命力の強さを物語ってるようで
ここでヤツをしとめなければ
今度はこちらがヤラレルと(本気で)思い
完全にその動きを封じるまで
噴射。激射。
・・・
くろいあいつをやっつけた。
父:「やったのか」
もはや屍となったGの処理を担当することに。
ティッシュとビニール袋で厳重に
固められゴミ袋へ。
戦いは人類の勝利で終わった。
母:「ええっお父さん、先に見つけてたの」
どうやら第一発見者は母ではなく
父だったらしい。ベランダ付近で遭遇していたようだ。
その時点で正しく対処されていれば
ここまでの被害は防げたのに。
誰かがやって(殺って)くれるだろう
じゃだめなの!![]()
あなたの心に油断はないか
いつどんな恐怖が襲ってきても
冷静に対処できる自分でありたい
あ~あ、つっかれた![]()