ベトナム戦争以降に注目された超能力開発は、アメリカの軍、政府機関、医療機関、そして民間でも研究が進められました。
その中には、ヘミシンクと呼ばれる方法で意識離脱研究をしているモンロー研究所。
そしてスターゲイト・プロジェクトというアメリカ軍が極秘裏に進めていたプロジェクトなどがあります。
その作戦名は、リモート・ヴューイング(遠隔透視能力開発研究、通称:RV)と言われていて、研究はシリコンバレーのスタンフォード研究所(SRIインターナショナル)で行われ、1995年には終了したと公表されています。
余談ですが、日本でも何年か前に「超能力FBI捜査官マクモニーグル」として名前が知られていたジョゼフ・マクモニーグルは、そのプロジェクトに主要な遠隔透視能力者として参加していたそうです。
シリコンバレーというのは、サンフランシスコ市から南の方に広がった地域の事で、最近ではグーグルやアップルなどのIT産業が盛んな処として知られています。
そこは超能力開発だけで無く、コンピューター、インターネット、集積回路、遺伝子技術、自己啓発教育、新興宗教など、沢山の新しい技術が次々と出て来ては事業になっているという、他には類の無い不思議な場所なのです。
ちなみにSRIも一般的には超能力開発では無く、世界で初めてコンピューター用のマウスを創った研究所として知られています。
僕がハワイにある大学を卒業してシリコンバレーに移ったのは1997年ですから、その頃には、すでにSRIでのRVの研究は終わっていました。
僕が鬱になったのは、そんな頃でした。
シリコンバレーでの生活や仕事がプレッシャーとなり、加えて同時期に離婚をしたのが原因だったのだと思います。