宇宙の叡智につながる多数のチャンネルがあって
どのチャンネルに合わせることができるかは
その人の波動レベルに左右されます。
自分の波動レベルとかけ離れた領域につながることはできないので、波動の高い宇宙のチャネルになるためには自分の波動レベルをあげることが必須になります。
ヒーリングでもチャネリングでも、低いレベルにつながっていると知らず知らずのうちに、偉大なる愛の世界から少しずれてしまうことが起こります。
怖いのは、このズレが少しずつずれていくと言うことです。自分では気づかないうちにエゴの世界の中で「愛」を説くことになります。自分の価値観や感情に揺れ動かされてジャッジしたり、コントロールしようとしたりということが起こります。愛に基づいているので気づかないし、高次からのメッセージのような気がしている…
ある程度の結果が出て、感謝されたり、すごいと言われたりすると、自分では気づかないうちに、結果を出すことに執着をしたり、自分の力を過信して、自分の波動レベルを下げてしまうのです。
そういうヒーラーやチャネラーをたくさん見てきたし、自分でもそういう時期があったと思います。
この「エゴ」は客観的には見えるのに自分では気づかないのです。
気をつけていても落ちてしまう「穴」です。
謙虚さを失ってしまうのです。というか、「愛」という大義に基づいた偽善の謙虚さの中に嵌ってしまうのです。
スピリチュアルな道を歩むというのは、時として、こういう落とし穴にはまってしまい、抜け出すのに苦労することがあります。でも、それもエゴと向き合うためのプロセスで通らざるを得ないのかもしれません。
サイキック能力やテクニックに固執すると、「大いなる源」から遠ざかってしまうのですが、ヒーリングやチャネリングのクラスでは、クリアなチャネルになるために自身の浄化と癒しに取り組むことを教えると同時にサイキック能力の開発やテクニックをおしえるので、この技術面だけを求める人もいます。能力開発だけをする先生もいます。
能力開発だけすると必ず行き詰まる時が来るのですが、目に見える結果を求めてしまうのです。魔法や奇跡を求めてしまうのです。
ヒーリングもチャネリングも高次元の波動を今ここに降ろす作業であり、自分の都合の良いように現実を作り変える魔法ではありません。
宇宙の大いなる愛の源の波動、それは私達の本質の波動で、そこに戻ろうとしているだけなのですが、気づきのプロセスは複雑です。
自分では、「気づいた」「手放した」と思っていても、さらに深い意識のところで執着がある場合は、何度もおさらいのように同じテーマでの葛藤がやってきます。そうして、何度も洗い流す作業をしながら、真の覚醒へと近づいていくのです。
何層にもある高次のチャンネルのどこに合わせることができているのか自分ではわからないけど、さらに自身を磨いていく作業が永遠に続いていくのがスピリチュアルな成長のプロセスです。