天上天下唯我独尊とは、世界で自分ほど偉いものはないとうぬぼれることをいうのだそうですが、夫は、いつも私のことを「天上天下唯我独尊やなぁ」と笑います。
まさに、我が家の中では、そうです。
わたしを主軸に我が家は回っています。
子持ちの再婚同士のカップルなので、我が家は「三浦家」と「岡本家」の複合所帯なのです。両方に属しているのは、私だけなので、私がこの両輪の要になって、バランスを取りながらやってきたのです。
おそらく、我が家が血縁ではなく「愛」で結ばれる結果になったのは、この両輪をうまく回してきたからだと思います。
その潤滑油になったのは、「愛」です。
そして、その源は「パワー」です。
でも、我が家のように複雑な家庭でなくても、女性は（妻や母として）その家の「要」にならなくてはなりません。
この要が豊かな笑顔を絶やさないときは、その家全体が「豊かで幸福な波動」に包まれます。
「要」は、力がなくてはなりません。これが緩んだり痛んだりしたら、すべてが崩れるからです。
「母はつよし」と言われますが、家庭を守る女性は強くなくてはなりません。これは、精神的にという意味です。男性に支配されるのではなく、自らの意志を持ち、それを采配できるパワーと才覚を持つべきです。そして、何より愛に溢れ、愛されるべき存在であるべきです。
女性が、男性に依存したり、遠慮するのは、自分を認めていないからです。愛されていないと思うのは、自分を愛していないからです。
まず、自分を認めること、愛すること、自分をいたわることです。
どんなに未熟でも良いんです。何が出来なくても良いんです。そんなことはどうでも良いのです。今のままで十分です。
足りないものなんかありません。
そのままで自分を認めてください。
そのままで
ありのままで
世界でたった一人、とても重要な存在なのです。
女性が自由を取り戻して、自分の世界を切り開いていかなければ、世界は変わらないと思います。