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繁浩太郎の自動車とクルマ社会ブログ

自動車とその社会にまつわる様々なコト。
ブランドコンサル業から見た様々なコト。
さらに身の回りの様々なコト。

表彰には様々なものがありますね。
その中で、様々な表彰について当然尊く優劣は無いものの、大きく評判・ニュースになるものと、ならないものがあります。
小さいものだと、「町内のカラオケ大賞」などはNHKの全国版ニュースにはならないですね。
一方、最近では又吉直樹さんが評判になりました「芥川賞」、また「ノーベル賞」のような世界の多くの人が注目するものまで、まさに様々です。

そんな中で、「以前は話題になってニュースにも出ていたのに、ここんとこあまり話題にならないな」と言うものもあります。

まずは「レコード大賞」。
そもそも、レコードどころかCDも「売れる」モノでなくなってきました。
業界としてはCDが「売れなくなった」という声はもう10年以上前から言われています。
事実、一般社団法人、日本レコード協会のまとめによりますと、CD生産量は、2005年から2014年で、ほぼ半減しています。(2005年で邦盤洋盤合わせて約3億枚。2014年で約1億7千枚)

これには、音楽配信とかU-TUBEとか様々な要因が言われていますが、本質は「細分化して、1つの曲が多くの人の共通話題にならなくなった」ということではないでしょうか?
だから、賢い作り手はマーケティング的に狭くても深くいく「オタク」な商品に作り上げ、「握手会」とかで「CDを売り込む」。
つまり、「売れる」ことが少なくなったので、前向きに、嘆いてないで「売り込む」。
結果として、すごい量が売れても「狭い範囲」なので、多くの人の共通話題にならないという事は残り、「レコード大賞」はニュースどころか話題にものぼりにくくなったのではないでしょうか?

また、「紅白歌合戦」も12月31日は家にいる時に観ていたとしても、出場歌手を全員知っている人はそんなにおられないと思います。
つまり、共通話題にならなくなってきましたね。
私は、「石川さゆり」さんだけしか観ないし・・(笑)。


次に、今日のメインコースの「カーオブザイヤー」。
これには「賞」という言葉がついていませんが、「カーオブザイヤー」のサイトにいくと、「賞典」となっていて、その説明に「・・・「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルとトロフィーを与え、その栄誉を称える。」とあります。
また、「部門賞」とか「特別賞」などというのもあり「賞」で有ることには間違いないと思います。
しかし、「カーオブザイヤー」も多くの人の共通話題でなくなってきました。
新聞で受賞したカーメーカーが、「カーオブザイヤー受賞」と宣伝しても、申し訳ないですが「ピンとこない」のが、多くの人の意見ではないでしょうか?

簡単に言うと、共通話題にならない、「へえ~なになに」と覗き込みたくならない。
つまり、カーオブザイヤーという賞をもらったクルマも、もらわなかったクルマも、・・・一般の人にとっては変わらないんです。
勿論、賞をもらったクルマはプロの方々選ぶ訳ですから、それなりの理由があるはずですが、その理由が一般にはわからんのです。
賞やその理由が多くの人の興味の本質をついていれば、「へえ~なになに」となります。

確かに、「芥川賞」や「直木賞」をとった本も、取らなかった本と比べて明確な差は無いように思いますが、いざ買って読んでみるとやはり賞を「実感」しますし、なにより賞をとられた作家さんはその後も活躍されている方が多いように思います。

多くの人の共通話題になるような、権威のある賞にカーオブザイヤーは盛り返せるのでしょうか?
クルマ業界も古くはHEV、今ではFCVとか話題はあり、水素社会は政府の呼びかけもあります。
また、自動運転車は究極の「事故ゼロ」をめざして技術開発されていますし、ソコソコ話題にもなっているとは思います。

しかし、これらの環境技術や自動運転技術は「クルマの本質をついた技術」なのでしょうか?
これらは、この地球上でクルマを走らせるのに必要なパスポートみたいな技術ではないでしょうか?
カーメーカーが「クルマの本質をついた技術」で、多くの人の共通話題になるような「モノ」になっていくことが大切なのではないでしょうか?
「でしょうか?」三段論法?みたいになりましたが(笑)。

カーメーカーさん、よろしくお願いします。
私は、この「でしょうか?三段論法」で、「本当の次世代車」を作ってみたいと思っています。