さて、補修となると洗浄と比較して一段と慎重になる。
なんせこれまで日曜大工なんぞした事がない。
上手くいくかどうか分からんので勇気はいる。
とは言ってもわざわざ業者に頼むのも気が引ける。
全体で約50㎡あるけど、少なくとも設置の部分だけやればいい。
「やるかなあ」
ネットで補修作業の事を調べていたが、深い所までいくと専門的でよく分からん。
つか自前で補修してる事例が見当たらないんだよね。調べ方が悪いのかもしれないけど。
あれこれ調べて「アシュフォードジャパン」という会社を見つけ、
この会社の製品のレポートが無いのでいささか不安はあったけど、人柱覚悟で臨む事にした。
穴に対しては「ディボットパッチ」
ひび割れに対しては「クラックフィラー」
という製品を使用する事になり1本ずつ注文した。

パネルの下での生活
それぞれレポすると、
どちらも水に溶かすのだが、どちらも初めはすんなり溶けてドロドロ状態になる。
だが、ディボットパッチの方は超速硬と銘打ってるだけあって早く固まる。
これは1度使っただけでは慣れないと思う。
壁の穴にも使えそうだが、初めの内は確実にもれる。
かといって油断してると固まるのでタイミングが非常にシビア。
これは地面専用と考えた方が良いと思う。
「20分で補修を完了させて下さい」と公式にあったので、穴の位置は予め調べておいたけど、それでも苦労した。
振れば硬化は抑えられるけど、結構気は遣うし労力がいる。完全に固まってしまった場合、水を足せば柔らかくなるけど、当然効果は薄れるので脆くなる。
使った感想は「地面専用で、数か所限定で、塗る時に「ちょっと失敗した」なんぞ、ちまちま考えずに割り切って使いましょう」
って感じ。
次に「クラックフィラー」
こちらはディボットパッチに比べると時間的には楽。

完全に固まるまで2時間は要する。
ゼムクリップ等の細い針金で先端部分に穴を開けて使用する。
初めの30分位はいい感じに使える。
だけど、これも当たり前だが段々硬くなるにつれて穴から出にくくなる。
ゼムクリップを徐々に一回り大きい物へと替えた方がいいだろう。
それでも結構詰まりやすい。途中で面倒になりハサミで切る。
当然「ドッッバァァ!!」と出る・・これも綺麗に補修するには骨が折れる。
まぁ初めてなので気苦労はしたけど、数時間かけてなんとか終わった。
ちょっと素人臭さは残る仕上げだが、この後同社の「ペイントクリート」を塗るので気にはならないだろう。


続く。