「小さな大投手」とは、いい呼称だ!

ヤクルトの左腕 石川雅規投手だ!

身長は、167cmしかない。
また、球速も、最大134km/hrと、いまでは、高校野球の投手以下だ!
それでも、プロ野球記録の22年連続勝利をマークしたという。

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ワシが、この投手を評価するのは、与えられた体格や環境で、最大限の成果を生み出す努力と能力だ!
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話は変わるが、大リーグのエンジェルスの投手を見ると、せっかく、リードをもらっても、後半7回以降、めった撃ちに遭って負けてしまう試合を、もう10試合以上繰り返している。

体格は、石川雅規選手より、遥かに優っているのにだ!
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こうしてみると、人間の能力は、やはり、考える力であることがわかる!
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もちろん、天賦の才能を持っていることも大切だ!
しかし、それを発揮しなければ、世の中に役に立たないのだ!

アインシュタインは、確かに、天才だ!

しかし、相対性理論を編み出す時には、数学の知識が必要だったのだ!
近くにいた数学者を最大限利用したのだ!

大学の入学試験では、カンニングは禁止だが、プロフェッショナルの世界では、辞書を見ても、人に聞いても、ChatGPT を使っても、カネを払って人にやらせても、許される。
なんでもアリだ!

自分でできないことをいかに解決するかも、能力なのだ!

(c)harbeman230515
Deep thinking yields imagination



東奥日報コラムを引用する。
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実績でいけば「小さな大投手」の称号はヤクルトの左腕・石川雅規投手にこそふさわしい。秋田市出身で身長167センチ。現役最年長の43歳にして先日の阪神戦で今季初勝利を挙げ、日本プロ野球記録に並ぶ入団年から22年連続勝利をマークした。
 150キロ超えの速球派投手全盛の時代に、最速134キロながら巧みに打たせて取る投球が光った。「腕を振って遅い球を早く見せる」と高津臣吾監督をうならせた技術は、同じ腕の振りから多彩な球種を内外角に投げ分けるのが神髄だ。
 記録で並ばれた米田哲也さんは、阪急などで活躍し歴代2位の通算350勝を記録した180センチの偉丈夫。一方、入団1年目からに限らない連続勝利記録は23年連続で、3人が並ぶ。その1人が中日一筋に50歳まで投げ続けた山本昌さん。186センチの長身で、130キロ台ながらスピンの効いた速球を武器に通算219勝を挙げた左腕は、石川投手の目標でもある。
 名投手に共通するのは徹底した走り込みで下半身を鍛え、大きなけがもしないこと。通算184勝の石川投手には、入団年から23年連続勝利の記録はもちろん、史上25人目の通算200勝も目指してほしい。
 県内は、春季東北地区高校野球県大会の真っ最中。体格に恵まれなくても、球速がそこそこでも一流になれることを証明した石川投手は、高校球児にとっても最高のお手本だ。