『2023年は著名音楽家の訃報が多い気がする。音楽誌は追悼特集だらけだ。敬称略で列記すると作曲家バート・バカラック、ギタリストのジェフ・ベック、バンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠、そしてYMOのメンバーとして世界を席巻した高橋幸宏、坂本龍一―。』

確かに、言われてみれば、今年は、著名音楽家が多く亡くなったような気がする。

ワシは、やはり、坂本龍一だ!

Wikipediaによれば、
『坂本 龍一 (さかもと りゅういち、Ryūichi Sakamoto、1952年昭和27年〉1月17日 - 2023年令和5年〉3月28日[5][6][7])は、日本作曲家編曲家ピアニスト俳優音楽プロデューサー[8]東京都出身[9]

世界的に活動し、高い知名度も持つ日本人ミュージシャンであった。その音楽性は幅広く、クラシック音楽が根幹にあり、民俗音楽ポピュラー音楽(特にテクノポップ)にも造詣が深かった。アカデミックな作風の作品が多く、愛称は「教授[10]。晩年は環境や憲法に関する運動にも積極的に参加していた[11][12]。新技術にも興味を示し、ライブや作品に取り入れていた。』
とある。

ワシの天才の定義は、

①世界的な業績が100年後も遺る、
②10以上の分野で世界的業績を遺す、
③専門以外の分野で異彩を放つ、音楽・絵画・芸術・美術・スポーツ・哲学・著作・環境活動など。

である。
まず、①をみてみる。

①世界的な業績が100年後も遺る、

坂本龍一の業績が、100年後も遺るかは、誰もわからない!
しかし、坂本龍一は、映画「戦場のメリークリスマス」俳優として出ている。また、主題歌も作曲している。
名優 チャップリンの最初の映画は、次の映画だ!


を引用する。

 1914年であり、109年前だ!

坂本龍一の業績も遺る可能性がある!


次に、

②10以上の分野で世界的業績を遺す、

だが、一つの音楽だけではなく、いろいろな分野を網羅して活躍した。

これも、満たす可能性がある!


最後は、


③専門以外の分野で異彩を放つ、音楽・絵画・芸術・美術・スポーツ・哲学・著作・環境活動など。


である。

坂本龍一は、環境活動や原発反対運動をはじめ、東日本大震災のあと、度々現地を訪れて人々を慰めた。

また、著作も、50冊以上ある!

これも、満たす。


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こうして見て来ると、坂本龍一は、やはり、天才的な人物と言える。


日本は、偉大な天才的音楽家を亡くした!


(c)harbeman230509

 Deep thinking yields imagination



静岡新聞コラムを引用する。
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2023年は著名音楽家の訃報が多い気がする。音楽誌は追悼特集だらけだ。敬称略で列記すると作曲家バート・バカラック、ギタリストのジェフ・ベック、バンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠、そしてYMOのメンバーとして世界を席巻した高橋幸宏、坂本龍一―。
 本紙「窓辺」を執筆中の音楽家鈴木惣一朗さん(浜松市出身)は、YMOの二人の死に接し、親交が深い細野晴臣さんの言葉を引いた。「生まれて死ぬことは当たり前のこと、どんなメッセージでもポジティヴに受け止めよう」(4月16日付)。
 坂本さんとのヒット曲「い・け・な・いルージュマジック」で知られる忌野清志郎さんは、09年5月2日死去。14年前の今日、青山葬儀所(東京)で「青山ロックン・ロール・ショー」と銘打った告別式があった。炎天下、弔問の列は1・5キロに及んだ。
 清志郎さんのバンド「RCサクセション」のアルバム「PLEASE」は、伊東市の伊豆スタジオで録音された。1980年にレコード発売。後にCD化され、数年前からサブスクリプションサービスを通じてスマホで聴ける。
 世に出て40年超。楽曲は、若いファンの胸にも刻まれている。清志郎さんの愛と毒気に満ちたメッセージと一緒に。
 人の命は永遠ではない。だが、人の心を打つ楽曲は永遠かもしれない。「PLEASE」で、清志郎さんは歌う。「あの夜はじめて聴いた お前のナンバー くちびるに くっついたまま そのまま」(Sweet Soul Music)。耳から口へ、口から耳へ。音楽は生き続ける。
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