ベランダの吊り下げたバケツ型のプランターに咲くスミレ。

  昨年末から春まで咲き続けてくれる花。

 

    

 

  最近、俳優の佐藤二郎さんが強迫性障害に悩んでいたことを

   発表して、テレビなどで話題になっているようです。

  強迫性障害と言うと、大変なことという感じですが、こういうことは

  誰にでもあるようです、大なり小なりに。

 

   私自身のことになりますが、40代の頃に、たまたまある映画を

    観ていました。

   その映画は主人公のイスラエルの若い女性が国を守る為に

    戦って捕らえられ 牢獄に閉じ込められるのです、

   窓のない牢獄、待っているのは銃殺刑___

 

   観ていて、主人公の気持ちと自分の気持ちが重なって、

    息苦しい、耐えられない気持ちになってしまい・・・

   上映中の部屋から外へ出てしまい、しばらく外にいました。

    

 

    閉所恐怖症という言葉がありますが、それまで、そんなことを

     意識して恐怖したという記憶はありませんでした。

   この映画で自分は閉所恐怖症的なとこがあるんだなと、

     でも、日常生活でそういうことを意識したりすることもなく

    困ることもありませんでした。

 

      

      その後、ある時、閉所恐怖症をリアルに体験しました。

    

     それは、当時、知花敏彦先生と同じマンションに

      住んでいた頃のこと。

     先生の講演会場に行くとき、私ら夫婦はいつも車に同乗して    

      いました、その日もいつものように、月一回の東京会場に

     向かう為に横浜から高速道路を走っていた時です。

 

      先生の車は6人乗りの車で、運転手、助手席に一人、

       真ん中に先生ご夫妻、一番後方の席に私ら夫婦。

     最初の頃は、一番後ろの席は両側の窓は開かないので   

       閉じ込められた感が少しありましたが、慣れてしまい

     ほとんど忘れていて、何も感じてはいませんでした。

 

      でも、その日はなぜか__

     急に一番後ろ、閉じ込められているという感じがして、  

       車を降りたいとなり・・・

      しかも、走行時は高速道路!

       一般道だったら、私は

     「すみません、今、ここで車から降りたいのです、

       トイレに行きたいのです」 と言って下してもらえる、

      でも、でも、ここは高速道路上、車を止めて車を降りる

       なんてことは、できません!

 

 

      絶体絶命です!

       私は、必死で思いました。

      知花先生からいつも聞いていることを。

     

     真の自分は、姿形ではなく、目に見えない、無限なる存在。

       なんら制限制約のない自分。

      宇宙への飛翔もあり、自由自在の存在だ! と。

 

     必死で、思い続けたとき、ふっと、楽になり スーと

       恐怖感、緊張感が消えていきました。

 

      これは忘れられない体験です。

 

 

 

   追記します。

       その後、また一度だけ満員のエレベーター内で真ん中に立つ 

        ことになり、冷や汗が・・・という体験を。

 

      しかし、この時はわりに早く、意識の切り替えができ

     逆に周りの人たちとの一体感まで感じたという体験でした。

       詳細は別の機会に投稿したいと思います。