ミニバスに何を求める | 大宝ミニバスケットボールクラブ男子 s@messyのブログ【ミニバス日記】

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【滋賀】大宝ミニバスケットボールクラブ男子 Hコーチ

十数年ぶりにミニバスの世界に戻ってきました。指導者として一から積み上げる覚悟で、日ごろ思っていることを書いていきたいと思いますので、良かったら読んでください。

いよいよ、滋賀でも後期リーグが始まりました!

 

これまでの練習の成果を発揮する場であり、特に6年生にとっては、ミニバスでの最後の大勝負。バスケ人生がこの先、長い子もいれば、ミニバスでバスケから離れる子もいます。いずれにしても、このメンバーで戦える喜びを噛みしめながら、一戦一戦、悔いの残らないように…と。

 

これまで何度か、ミニバスの指導に復帰して思うことを話してきました。

 

「速攻(ファーストブレイク)が減っている」「ピボットにこだわるチームが少ない」など…。

 

そして、今、競技である以上、勝敗を考えたとき、チームの選手構成と、JBAからのお達しにて、新たな戦略の流れが増えていいます。

 

いわゆる「アイソレーションオフェンス」。

 

チーム内に1対1に長けている子がいる場合、他の選手をボールを持つその選手から離して、ヘルプディフェンスしにくい状況を造り、優秀な選手の「個」を最大限に活かす戦術です。

 

今、ゾーンディフェンス禁止(マンツーマンペナルティ)があることで、場所を守ることができず、逆にディフェンスする仲間がその子より能力的に劣り、救いの手を差し伸べたくても助けに行きにくい状況があります。

 

※ゾーンを禁止した理由はよくわかります…間違った解釈でゾーンを起用しているチームも多かったですからね。

 

これはこれで仕方のないことなのか…要はルールとモラルの「いたちごっこ」です。

 

では、ディフェンス力を上げろ!ということになりますが…それは確かにその通り。

 

決して「アイソレーション」を否定する訳ではないのですが、戦術以上の過度なアイソレーションを見ると、どうも私は「JBAの目指すU12はここか?」と疑問に思ってしまいます。

 

ゲームのポイントにて、1本のシュートでゲームが左右される場面であれば良いのですが、1試合通して、そのことだけを行っているチームがあるようです。

 

ちなみに、私はまだそのようなチームとは対戦したことがないですが…。

 

ポイントで戦術として使って来られるチームはあるのですが、聞く話によると、スローインから、メインの子にボールを渡すと、他の子は逃げるようにその子から離れ、「近づくな」「離れてろ」といった形で、単に邪魔扱いされている光景が現にあるそうです。しかも一試合通して、ずっと。優秀な一人の子だけにプレーをさせて、「=チームの勝利」という定義は成り立つのでしょうか。

 

これってどうなんでしょうか?ハハハ

 

私はあまり、他のチームのことに口を出すのが好きではないのですが、同じ指導者として、プライドはないのかなって…考えさせられちゃいます。。。

 

これから先、どこのチームにおいても、チーム内で突出した選手が現れる可能性はあります。

 

その際、私たちはチーム造りとして、子ども達に何を伝えるのでしょうか。

 

まっ、チーム造りはいらない…個人造りをしなさい!という趣旨なら、仕方ないかぁ~。

 

JBAはそうやって、第二、第三の八村塁を待っているのでしょうか。

 

小学生なら、選手を造る前に、思いやりや助け合いの精神を教える方が先のように思うのは、私だけでしょうか。スポーツでの人づくりは、もう時代遅れ???

 

個を造る方が先なら…スポ少なんか無くして、みんな有料でクラブチームにしてあげる方が「三方よし」だと思うのですがね。

 

問題ある指導者も淘汰されますし、お金をもらって生計を立てられるビジネスともなりますし、全てがプロ化していきますよね。その方が、日本のバスケ業界は、目指すところに近づくような気がします。

 

ただ、バスケが好きな子は、お金がないと上手くなれない環境へと進んでいきますがね…。

 

ちょっと考えされられたんで…自論として書いておきます (^^)/

 

PS.

怒ってませんよ!どちらかと言えば、笑っちゃってます!(笑)