身も心も引き締まり、いよいよ今年の集大成の時期を迎えます。
子ども達がここから先、どれくらい私を驚かせてくれるか、とても楽しみにしています♪
昨年はアシスタントとしてベンチに入らせて頂き、個々の子どもの名前を憶えることがやっとで、ようやく憶えた頃には卒団。結果、何もしてやれず、手を叩いて応援していただけのオッサンでした(笑)。
※下の名前で呼ぶ文化…慣れるのに時間がかかりました(笑)
新年度を迎えて、新たな仲間も加わり、顔と名前もしっかりと憶え、今年の夏からはヘッドコーチとして、全体をまとめる立ち場に…。
まだ、3ヶ月ほどの期間ではありますが「㈱大宝」の社長として、マネージメントはできているのか…例えではありますが、それくらいの覚悟をもってのぞんだこの数ヶ月です。
私が指導したことで、良い面、悪い面とあるとは思いますが、これまで「過程」を大事にしてきたことの結果がいよいよ表れます。
長年(過去)、指導してきて思うことは、指導することで、短期的に効果が表れるものと、長期的に効果が表れるものがあると思っています。
練習日や、練習時間が短いチームの関係者にとっては、短期的に効果が表れる指導方法をチョイスしないと、目先の試合では全く歯が立たないチームとなってしまいます。
各チームのご事情があって、チームのおかれている環境(時間や場所などの制限)がありますから、その土台が違うもの同士が、同じ目標(例えば、全国大会)に向かって最終的に一戦を交えるのですから、なかなか酷な話です。
…であれば「自分たちでその戦える環境を造れば!」との声もあるでしょうが、今は、その目標自体をとっぱらえばいいという発想にJBAは進んでいるようです。
ちょっと脱線しましたが…
何より「時間がかかる」最大の武器は「伝統」です。
伝統は単に、これまでチームが何年、存続したかではなく、その中の質のことであり、その質をいかに繋いできたか。
伝統のあるチームには、年度が変わり、選手が変わっても、すでに意識レベルで「差」がついているアドバンテージがあります。
練習を教える上で、意識の「差」は、それはそれは大きく、目的意思で「目で観て、肌で感じた先輩の功績を上回る」というリミッターを解除している選手は、アクセル全開で向かってきます。
兄弟の関係と似ているところがあり、弟が兄を超えることは往々にしてある…ということ。
今、この伝統をいかに積み上げるか、今年のチームが一歩でも前に進んでくれ、荒れ地に道しるべを刻んでくれれば、おのずと、後につく後輩たちが、その道をたどり、また次の一歩を踏んでくれると信じています。
努力が報われるのは、決して、その時だけではなく、後世にも報われることがあることを知ってほしいと…そう願っています。
伝統を造るには時間がかかりますが、それは避けられないことであり、諦めずに一歩一歩を刻んでいくしかないのです。
今年はその一歩をどこまで前に出せるか…いざ、挑戦です!