【黄金戦士ゴールドライタン】第48話『標的マンナッカー』 | PHANTOM CLUB~ファンタム・クラブ~

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ねこのいない暮らしが始まりました。喪失感。

スマホの某アニメストアから、お気に入りのエピソードを落として視聴するシリーズ第1弾(そんなシリーズはない)。

【黄金戦士ゴールドライタン】の中でも評価の高い屈指のエピソード。
手錠に繋がれた敵味方が追っ手から逃げる中で、奇妙な友情めいた思いが芽生えるパターンのものだが、決して単純に和解せずに終わりを迎えるラストが秀逸。なかむらたかしの作画がとにかく生き生きしていて、マンナッカー様の色気にもドキドキさせられる(笑)。

ヒロの腕を切り落として自由になろうとするマンナッカー。
『腕の一本くらいどうと言うことはなかろう』という発言はメカならではだなあ。

エネルギー切れで動けないマンナッカーを前に、その腕を切ろうとしてできないヒロの優しさ、それを理解できないまま、咄嗟にヒロをかばってしまい、愕然とするマンナッカーの戸惑い。
脚本、演出、作画の巧みさがたまらんですのよ。

ヒロとマンナッカーを追いまわす巨大メカ・ジャイロゲッターも、個性的なデザインに加えて滑らかな動き、怪獣映画もかくやと言わんばかりの巨大感、重厚感にあふれて、実に魅力的だ。

ラストシーンのヒロとマンナッカーが印象的で、なんとも言えない余韻を残す。
そしてこれが最終回につながるんだよなあ。

作画監督になかむらたかしが参加していることもあってか、この回はキャラクターがとにかく生き生きしている。こういう絵柄は今は流行らないのかもしれないが、俺はやっぱりこの時代の絵柄が好きだなあ。